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月の伝説(撮影・王嘉益 / 大紀元)

月の伝説と真実

 【大紀元日本12月3日】

 雲母屏風燭影深 雲母の屏風(へいふう) 燭影(しょくえい)深く

 長河漸落曉星沈 長河 漸(ようや)く落ち 暁星沈む

 嫦娥應悔偸靈藥 嫦娥は応(まさ)に霊薬を偸(ぬす)みしを悔ゆるなるべし

 碧海青天夜夜心 碧海 青天 夜夜(やや)の心

 ~李商隐『嫦娥』

 『嫦娥奔月』(嫦娥、月に奔る)のストーリーは津々浦々に知れ渡っていて、夫の后羿(ごげい)が太陽を射落した伝説も人々によく知られています。多くの文学作品は皆、この典故を引用し、作品に更に美しさと悲しさを添えました。例えば、李商隠の『嫦娥』という詩は1つの例です。嫦娥は夫の后羿が太陽を射落した罪で、2人共ども上帝に神籍から外されました。その後、后羿は昆侖山に行き、西王母に霊薬を求め、嫦娥と一緒にこの薬を飲み、人間世界で長生きするつもりでしたが、嫦娥は后羿を裏切り、一人で薬を全部飲み、月の中の広寒宮に昇りました。

 ストーリーはとても美しいのですが、真実だと思う人は少ないでしょう。原因の一つは宇宙飛行士が月に着陸しましたが、嫦娥は見つかりませんでした。もう一つ、現代文学にはフィクション作品が多いので、現代人にこのような神話は作り話だと思わせてしまいました。

 それでは、真実は何でしょうか?『嫦娥奔月』および『月うさぎ』の伝説は全て真実かもしれないのですが、広く伝わるうちに、後人に着色された可能性もあり、本来神聖で、純潔で、高尚な神話に多くの人情の要素を入れ、俗世間の低俗に落ち、常人のラブストーリーと一緒となりました。また、神の存在形式と時空も私達の物質空間と違いますので、月の中に、肉眼ではもちろん、神の存在を探し出せません。

 その上、驚かされるのは、この歴史的事件に対し、他の古文明の解釈も驚異的に似ています。

 科学者たちに高度な文明を持つと思われているマヤ文明の中でも、月の中に一匹のウサギを飼う『月の女神』がいるとの一説がありました。まさかこれはただの偶然あるいは古人の想像でしょうか?マヤ人の高度な文明はずっと大きな謎でした。マヤ人が月の神の廟にある門の上に刻んだ月の背面の画像について、科学者は数千年前の古人が如何にして地球の正面に向かう月の背面が見えたのか、とても不思議に思いました。

 神話だけではなく、近代天文観測も月には多くの謎があることを発見しました。米国ニューヨーク・ヘラルド・トリビューン(New York Herald Tribune)の科学部編集者は、1954年、月面に一基の巨大なドーム型建築物の発見を宣言し、他の有名な天文学者たちも各自の望遠鏡でドーム型建造物の存在を確認しました。その中の一人は、ドームの全長は12マイルと、更に明確にしました。その上、イギリスの有名な天文学者のウィルキンズ博士も、かつて、何回も月面を観察し、過去には決してこの神秘な建物はなかったと明らかにしました。それでは、誰がこの百年の内に建てたのでしょうか?人類科学の発展は、とても限られています。

 そのほか、月の天文引数も他の惑星の衛星と大いに異なっており、普通の天体ではないことを証明しました。その上、月の密度も同じ大きさの惑星より低いので、内部は空っぽと見られており、月震()実験と月がほとんど磁場を持たない特性も、この点を証明することができます。また、月の軌道は人工衛星の軌道のように円形で、一般の衛星の楕円形の軌道と違い、しかも運行速度も類似する惑星より速いのです。様々なデータから月は人工天体であることを明らかにしました。それでは、誰が月を作ったのでしょうか?

 人々は月餅を食べながら名月を仰ぐ時、改めて真剣に人類の本当の歴史を考えるべきではないでしょうか?

 (注)月震:米国のアポロ計画で、月面に6台の地震計が置かれ、その観測で月でも地震が起きていることが分かり、「月震」と呼ばれている。

(翻訳編集・李頁)


 (09/12/03 05:00)  





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