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人体活動の複雑さと精細さは無限の神秘と不思議を秘めている。(NORBERT MILLAUER/AFP/Getty Images)

2009年:人体の9大新発見

 【大紀元日本1月3日】

 数千年来、人類は人体の神秘について探求し続けてきた。人体の神秘は知り尽くされていると思う方もあると思うが、実は科学者による人体、思惟、文化についての研究はやむことなく、新たな発見が次々と発表されている。米科学専門サイト「ライブ・サイエンス」に最近掲載された人体についての09年9大新発見を以下に紹介する。

 1.大人にも嬰児細胞がある。

 嬰児特有の褐色脂肪細胞は、成長と共に減少するものと考えられてきた。しかし、2009年の米医学雑誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」の研究報告で、一部の成人の身体に、この嬰児時期の脂肪細胞が保存されていることが明らかになった。褐色細胞は体内に蓄積したエネルギーを燃焼するので「良い脂肪」と考えられている。研究ではスマートな人ほど褐色脂肪細胞をよく保っていることが分かった。ウエイトコントロールを助ける細胞と言えるだろう。褐色脂肪細胞の体内での増量は将来、肥満症の新療法になる可能性がある。

 2.皮膚は細菌の住みか

 国際ヒト常在菌叢ゲノムプロジェクト(HMP)の進展に伴い、科学者のヒトの体内や体表に対する理解がますます深まってきている。09年に発表された最新の研究によると、皮膚の異なる箇所にことなる種類の細菌が生息している。他の箇所よりも多くの細菌を宿す箇所もある。腕の細菌は最も多く、約44種類が存在する。

 3.夜更かし族は早起き族よりも注意力に富む

 一日の計は朝にあり。早起き族は朝の時間を有効に利用できる。しかし、これには代償があることが明らかになった。早起き族と夜更かし族の注意力に対する比較研究によると、昼前の時間帯において早起き族の集中力は夜更かし族には及ばず、眠くなり易いという。

 この2つのグループに対し。起床してから1時間半後と10時間半後の集中力を測定した。これによると起床後1時間半の時点では両グループの注意力は同レベルだが、10時間半後になると夜更かし族の集中力が早起き族よりも高いという結果が出た。もし早起きの習慣があるのなら、集中力が低下する午後には、大事な会議を出来るだけ避けるようにした方がいいだろう。

 4.願い事は右耳から

 他人に面倒なことを頼む場合、左耳より右耳のから話しかけた方がよい。09年の最新の発見の一つだ。人は右耳から情報を受け入れることを好む。右耳から頼みごとをすればより、喜んで救いの手を差し伸べてくれる可能性が高い。右耳から受け取った情報の大部分が、左側の大脳で処理されることに関係していると考えられている。大脳の左側は、口頭で受けた情報処理を処理するとされている。

 5.「ながら勉強」は効率が悪い

 同時に数件のことを処理できる人は、能力のある人と思われがちだが、実際はそうではない。マルチタスクに取り組んでも、ひつとの仕事に絞った時ほど、効果は挙げられない。研究によると、マルチタスク派が一つの仕事を成し遂げる時間が実際には長く、一つの仕事から別の仕事に移行する際もスピードが落ちる。運転しながら携帯を使用することなどが、賢明でなく、危険を伴うというこれまでの見解をさらに裏付ける結果となった。

 6.赤ちゃんの泣き声は母国語のアクセント

 ドイツの研究グループが、生後数日の乳児の泣き声を分析したところ、泣き声にはすでに母国語のアクセントがあることが明らかになった。例えばフランス語家庭の乳児は尻上がりに泣く。これはフランス語の後ろにアクセントが来るという発音の性質と一致する。一方、ドイツ語家庭の乳児は、尻下がりに泣く。前にアクセントを置くドイツ語発音の通りだそうだ。

 7.米児童の大多数、ビタミンD不足

 米国の児童を対象とした全国調査により、70パーセントがビタミンD不足であることが明らかになった。研究者は、この驚くべき結果を不健康な飲食と日照時間が極度に少ないためと指摘している。ビタミンD不足は「くる病」のような骨格障害、そして心臓関連の疾病を引き起こす。新年の抱負として子供たちに戸外活動を促したい。

 8.結婚前に同棲しているカップルは離婚率が高い

 米デンバー大学研究員が行った研究調査によると、結婚してから、ひとつ屋根の下で生活を始めた夫婦に比べ、婚前から同棲していたカップルの婚姻生活は往々にして優れず、離婚の可能性も高いことが明らかになった。

 9.人類はなぜ生まれてすぐに歩かないのか

 馬やキリンなどは生まれて数時間で立って歩けるようになるが、人は1歳前後にならないと真っ直ぐ立つことができない。なぜこのような大差があるのか。09年12月に発表された研究報告では、哺乳動物には歩き始める時期の差はある、それはすべて哺乳類動物の大脳の発育によって、同じ時点から歩き始めることが可能なのであると説明している。

(翻訳編集・坂本)


 (10/01/03 05:00)  





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