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「幹部を育てるのは難しい…」。毒ミルク事件で失脚した李長江氏の復帰を風刺する「新京報」掲載の漫画(ネット写真)

毒ミルク責任者の復帰 四コマ漫画で風刺=中国「新京報」

 【大紀元日本1月9日】2008年8月、中国「三鹿集団」製の粉ミルクに有毒物質メラミンが混入され、大勢の乳幼児が被害を受けた事件で、発覚当時、責任をとって辞職した「中国国家質量監督検査検疫」の局長・李長江氏が最近官職に復帰し、物議をかもしている。北京紙「新京報」は先月29日、李氏の復帰をはかった中国共産党指導部を風刺する漫画を掲載し、注目されている。

 事件発覚後、李長江氏は社会から激しい非難とけん責を受けて辞任したが、中国共産党中央委員の職位を保ち、「高級幹部」としての待遇はそのまま。

 局長を辞任してから15カ月後、李長江氏は特別に「不法ポルノ対策チーム」の副長(日本の副大臣にあたる)に起用された。すでに李張江氏は副長として江蘇省を視察したことが報道され、国民の憤りを買っている。

 「新京報」は先月29日、「老僧局長 李くん」と題した四コマ漫画を掲載した。吹き出しには、中央指導者の口調で、「毒ミルクのことはすべてが君の責任ではない」「君は幼児のミルクを飲まなかったからね」と書き込まれている。風刺の意味は明らかである。現在、この漫画は「新京報」の電子版からすでに削除されている。

 掲載された漫画について、中国のネットには書き込みが集中している。「新京報に敬礼する」という賛美の声や、同紙に対する中央指導部からのお咎めを心配する声もあった。

 「新京報」は保守系「光明日報」と広州紙「南方日報」が2003年に合弁で設立した企業で、08年7月、「天安門事件」での流血写真を掲載したことで、副編集長が更迭された。今回の風刺漫画が中央指導部の逆鱗に触れるのかが注目される。

毒ミルク事件で失脚した李長江氏の復帰を風刺する「新京報」掲載の漫画(ネット写真) 吹き出し:(上から)「幹部を育てるのは難しい…」「毒ミルクのことはすべてが君の責任ではない」「君は幼児のミルクを飲まなかったからね」「今度は、君をポルノ対策の職に復帰させよう」

(翻訳編集・小林)


 (10/01/09 07:41)  





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