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09年中国ネット検索回数伸び率、世界水準を下回る

 【大紀元日本1月28日】中国政府のネット検閲に抵抗、中国から事業撤退の可能性を示唆したグーグル社の決定に、多くの市場アナリストは、グーグルの収益に大きな影響を与えるだろうと示している。しかし、米国調査会社コムスコアが22日に発表した2009年12月の世界インターネット検索回数調査によると、同月の中国ネット検索回数伸び率は世界全体の水準と比べて非常に低いことが分かった。グーグルが中国から撤退しても、同社には大きな影響がないとみられる。

 同調査によると、09年12月の世界のネット検索回数は1313億5400万回に達し、前年同月比で46%増加。国別のアクセス回数では、1位の米国は22%増の227億回4100万回で、中国が2位で13%増の133億回。日本は3位で48%増の92億回。イギリスは4位で35%増の62億回。5位から10位はドイツ、フランス、韓国、ブラジル、カナダ、ロシアの順となっている。伸び率が92%でトップを占めるロシアと対照的に、中国の伸び率はネット検索回数トップ10の中で最も低い。

 またネット検索企業別でみると、1位はグーグルで58%増の880億回。2位のヤフーは13%増の94億4400万回。中国のバイドゥ(百度)は3位で7%増の85億34000万回。4位と5位はマイクロソフトのBingとeBay。中国アリババは10位。

 一方、同月各ネット検索企業の世界市場シェアに関しては、1位のグーグルが66・8%と圧倒的な市場シェアを誇るのに対して、2位と3位のヤフーと百度の市場シェアは1ケタにとどまったことが分かった。ヤフーは7・2%、百度が6・5%となっている。

 グーグルは現在中国政府に対してネット検閲の撤回を求めており、また中国当局と合意に至らない場合、中国からの事業撤退を示した。コムスコア社の市場調査によると、昨年11月中国で行われたネット検索のうち、グーグル中国(google.cn)を利用したネット検索は15・1%にとどまり、一方百度で行ったネット検索は全体の60~70%を占めている。世界市場におけるグーグルの圧倒的な市場シェア及び、中国での比較的低い需要から考えると、グーグルが中国から撤退しても、同社に与える影響は限定的だと考えられる。

(報道・張哲)


 (10/01/28 08:57)  





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