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相手の存在する意義と価値を肯定する(Getty Images)

褒め言葉は一服の良薬

 【大紀元日本1月7日】人を褒めるのは一服の良薬である。年齢・身分に関わらず、褒め言葉がたとえ大げさでも、また言われたことが本当であっても、褒められた人はとにかく嬉しいと思う。

 良く考えてみると、実は人を褒めることは目先の損失がなく、力尽くすことでもなく、ただ人を喜ばせる言葉を選び、口に出すだけである。しかし、私たちは言葉を惜しみ、あるいは平静ではいられない。では、なぜそんなに簡単で、利益を損なうこともないのに、どうして褒め言葉を言い出しがたい、あるいは容易ではないと感じるのか?

 私たちは褒め言葉を聞きたいけれども、他人を褒めることにあまり慣れていない。ここには一体どんな原因が潜んでいるのだろうか?こういう考え方を持つ人もいる:東洋の文化は内向的で、簡単に自分の感情を表さず、人をおだてることにも慣れていない。もし誰かが常に他人をほめるなら、周りに「偽り(うそ)」と批判されやすい。本当にそうだろうか?「人をおだてる」とは即ち名と実が一致しない(本当ではない)ということである。褒め言葉と実際の状況に落差があるから、他人の反感を買う。もし褒め言葉の名と実が一致し、まことで誠実であるなら、「偽り」と批判される心配はないだろう。

 「良言一句三冬暖,悪言一句六月寒」(良い言葉は酷寒の時期でも心が暖まる、凶悪な言葉は六月でも寒いと感じる」ということわざがある。誰もが褒められる事を必要とし、誰もが他人から肯定されることを望む。これは人々が本来もっている気性であり、重要な潜在的な需要でもある、絶えず奮い立って前進する原動力になる。今まで言われた褒め言葉は、力強い自信に繋がり、堅強な自信は人が挫折に直面した時、さらに猛進する源動力となる。私たちは一人一人は万能ではなく、完璧でもない、おのおのが持つ長所は、肯定すべきところが多い。人を褒めることを惜しむべきではなく、他人の長所を見るようにすると、褒めるべき所は見つかりやすいものである。

 人と人との楽しく調和が取れた付き合いは多くの要素がもたらした結果だが、その中でも重要なのは、相手の存在する意義と価値を肯定し、また褒めてあげることだ。もし人々は互いに褒め合い、互いに生命の価値を肯定することができるなら、心の底に穏やかで暖かい流れが集まってきたように感じることだろう。私たちがもし、他人に対し優越感を持つことを望まず、心豊かで平凡な生活を享受することができるなら、今までとは違うもうひとつの境地と知恵を得たと言えるかもしれない。

(翻訳編集・李頁)


 (10/01/07 05:00)  





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