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玉に触れて頭上にかざすと幸運を授かると言われている(篠原/大紀元)

【地方短信】締め込み姿で、神事「玉せせり」=福岡

 【大紀元日本1月4日】福岡市東区の筥崎宮(はこざきぐう)で3日、新春の伝統行事「玉取祭」が行われました。玉取祭は俗に「玉せせり」ともいわれ、全国に知られる奇祭の一つです。

 起源は諸説あって定かではありませんが、昔から盛大にそして厳粛に行われています。陰陽2つの玉のうち陽玉(直径28㎝、重さ8㎏)に触れて頭上にかざすと幸運を授かるとされ、250人の男たちが勢い水を浴びて玉を奪い合います。

 玉洗式で洗い浄められた陰陽2つの玉が、末社の玉取恵比須神社に運ばれ、祭典の後、陽玉が競り子たちに手渡され、玉せせりが始まりました。上天気にめぐまれたとはいえ、寒風の中、男たちは白い締め込み一本、すっぱだかのまま。たちまち激しい争奪戦となり、裸の競り子たちは、勢い水を浴び、体から湯気を立て激しい争奪戦を繰り広げながら本宮へ向かいます。

 やがて楼門下に待つ神職に手渡され、陰陽の2つの玉は再び揃って神前に納まり、祭りが終わります。男衆は陸組(おかぐみ)と浜組(はまぐみ)に分かれており、神職に最後に渡したのが陸組であれば豊作、浜組であれば大漁といわれています。今年は陸組が争奪戦を制しました。

 境内では、大勢の参詣人が歓声をあげていました。

勢い水を浴びながら、玉の争奪戦を繰り広げる男衆(篠原/大紀元)

大勢の締め込み姿の男衆が勇壮に玉を奪い合う(篠原/大紀元)

(篠原眞弓)


 (10/01/04 06:00)  





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