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神韻香港公演中止の経緯を説明する日本法輪大法学会の山川氏(中)(大紀元)

「神韻公演」香港での妨害 日本公演主催者側が記者会見

 【大紀元日本1月28日】ニューヨーク発、中国の伝統文化の神髄を舞踊や音楽の形で表現する「神韻芸術団」の香港公演が、1月27日から開催される予定であったが、同芸術団の舞台技術者6人のビザが香港当局から発給されないため、公演の中止を余儀なくされるという事態となった。

 世界各地を巡回している同団の「神韻公演」は、日本でも3月4日から上演される予定となっている。日本公演の主催者であるNPO法人日本法輪大法学会が27日、東京・有楽町の外国人記者クラブで会見を開き、事件について報告するとともに、香港当局の不当性とその背後にあると見られる中国共産党による神韻公演への妨害について抗議の意を表明した。

 主催者側の報告によると、香港での神韻公演開催にあたり、ビザ申請は公演の3か月以上前の昨年10月13日、申請に必要な書類などを全て整えた上で、現地主催者から香港人民入境事務処(香港の入国管理局)へ行われた。

 ところが開催6日前の1月21日午前9時、香港公演を行う93人の神韻芸術団員のうち、舞台技術を担当する7人のビザを発給しないという通知が突然届いた(後に各方面努力の結果、1名の技術者に口頭でビザがおりた)。その理由を、香港当局は「当該の6人は香港での代替雇用が可能なため」としている。

 これに対し、現地主催者は 23日午前9時半、「6名は高度な技術を要するスタッフで、公演直前に香港現地における代替は不可能」であるとして、香港当局に説明し決定の変更を求めたが聞き入れられず、同日正午、神韻香港公演の中止を発表した。

 日本法輪大法学会によれば、昨年10月のビザ申請から十分な時間的余裕があり、香港の法律を遵守して遺漏なく行われたはずの手続きが、開催直前になって不許可になることは極めて不可解であるとする。

 神韻公演の高い芸術性から細微にわたる高度な技術が要求されるため、神韻芸術団の専門スタッフでなければ操作することはできない。6人が肝心な舞台技術者であることを承知でビザを不許可としたならば、神韻公演を妨害するという、香港当局およびその背後にある中国共産党政権の政治的意図を疑わざるを得ないと同学会はいう。

 神韻公演に対する中国当局の妨害

 それを傍証する中国当局による妨害工作は、世界各地で数多く行われてきた。日本では4回目の公演となるが、かつての公演の中でも似たような妨害があったという。パターンは3通りあるという。

 第1に、神韻公演が行われる会場に対する妨害。これは2007年に韓国で起こったことであるが、開催直前になって会場側から使用を拒否されたため、その公演は中止になった。2009年にも韓国公演の際に同様の妨害を受けたが、法的処置をとって勝訴し、無事開催することができた。日本でも、表面化はしなかったが、会場に対する同様の妨害は起きている。

 第2に、米国の政治家などへ、神韻公演を見に行かないよう要望する書状を郵送するものである。2007年に、駐米中国大使館からシカゴ市長やニューヨーク州議会議員などへ同様の書状が送られてきた。同市長はこの書状を公開して、事実を明らかにした。

 第3に、メール(Eメール)を利用した妨害である。これは2008年に日本で起きたもので、東京大学の学友会の会員に向けて、神韻公演を見に行かないように、または神韻公演を支持しないように要請するメールが流された。他大学の中国人留学生がいる学友会にも同様のメールが流されたという。

(大紀元日本報道部)


 (10/01/28 09:06)  





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