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イギリスの少女は連続で数日間熟睡した後、目が覚める(イギリス「デイリー・メール(The Daily Mail)」)

15歳の少女、2週間眠り続ける「眠れる森の美女」=英国

 【大紀元日本2月19日】イギリスの15歳の少女ルイーザ・ボール( Louisa Ball)さんは家族と友達に「眠れる森の美女」と呼ばれる。しかし、彼女は童話のストーリーのように魔女から魔法をかけられたわけではなく、めずらしい「周期性傾眠症(Kleine-Levin症候群)」と言う病気にかかっており、眠り始めると一週間、甚だしい場合は10日間眠り続ける。

 イギリス「デイリー・メール」の情報によると、ルイーザさんは2008年10月にひどい風邪を引いた後に「眠れる森の美女」になったという。その後、彼女が発病する時は、眠り始めるといつも一週間、甚だしい場合は10日間ぐらい眠り続けることになり、学校の授業中でも傾眠状態に入る時があった。目が覚めた後、彼女は非常に食欲が旺盛になる。彼女のご両親は、彼女の眠っている状態はまるで「冬眠」のようであると語る。

 父親のボール氏の話によると、ルイーザさんの症状がでている時に彼女を起こすことは、非常に困難になる。毎回、彼女がこのように眠り続けると何も食べることができないため、毎回熟睡すると、22時間後に、彼女を目覚めさせて、急いで彼女に食べ物を食べさせるようにする。そうしないと彼女はまたすぐ眠ってしまう。

 ボール氏によると、たとえ彼女を目覚ませたとしても、彼女は夢遊病者のように歩き、また、しどろもどろな話をする。1週間、あるいは10日後、彼女が本当に目覚めたとしても、以前に発生した事に対して彼女は全く覚えていない。

 
ルイーザさんと彼女のご両親(イギリス「デイリー・メール(The Daily Mail)」)

ルイーザさんは勉強とダンスを学ぶことが好きである。しかしこの病気にかかって以来、常にダンスの大会や学校の試験などを逃し、授業も常に受けられないし、楽しい休暇も逃してしまう時さえある。

 去年、ルイーザさんの一家は一週間キャンプに行ったが、彼女は全行程をすべて眠っていた。父親のリチャードさんはこう話した。「彼女は目が覚めた後、楽しい休暇をすべて逃してしまった事を知り、非常に腹を立てた。しかし私達はどうすることも出来なかった」。

 一度、ルイーザさんは飛行機の中で眠りについた。飛行機が着陸した後、ご両親は他の乗客が降りた後、彼女を抱いて飛行機から降り、車で家に帰ることになったが、家に帰ってからも彼女はまだ7日間くらいも眠り続けた。

 ルイーザさんは最初、現地の総合病院で診察を受けたが、しかし、ずっとその病気の原因が分からなかった。去年3月になって、彼女はロンドンのセント・ジョージ病院での最終結果で「周期性傾眠症」と診断された。医者は興奮作用がある薬を飲ませたが、ルイーザさんに対しては薬が効かなかった。

 情報によると、「周期性傾眠症」は珍しい病気の一つで、青少年に発病率が高く、症状は成年になってから自然治癒する。医学界は今なおも病因が解明していないし、どんな治療法を使うのかも分からない。

 最終の診断はご両親を安心させた。もちろん、しばらくは良い治療方法がないが、彼らには病気に対応できる方法がだんだん分かってきた。最近、ルイーザさんは新しい治療法を受けていて、彼女はもう7週間ほど傾眠していない。ボール氏は、「私達は新しい治療法が彼女の病状を軽減することができ、彼女に正常な生活を回復させる希望を持つ事ができる」と語った。

(翻訳編集・盛徳)


 (10/02/19 05:00)