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世界各地からのブランド品が中国に集まる(Getty Images)

高級ブランド品のネットショッピング リッチ中国人の消費トレンド

 【大紀元日本2月23日】ルイヴィトンにグッチ、プラダにコーチ…世の女性のあこがれが、中国で雨後の筍のように、通勤や買い物客の雑踏の中から、誇らしげに顔をのぞかせている。「ブランド志向」というかつて日本人に使われた言葉も、今や勢いを増して、中国のお金持ちのシンボルとなりつつある。世界豪華品協会(WLA)から発表されたデータによると、2009年12月までの中国の贅沢品消費は94億ドルに達しており、世界の消費総額の27・5%を占め、日本に次ぎ世界2位になったという。

 最近、旧正月連休を利用して米国観光に訪ねた中国人が一人平均で54万円も使ってブランド品を買ったり、豪華な食事をしたりするニュースが伝わられた。北京や上海などの大都市にある高級ブランド店舗に並んでいる商品に満足しないリッチな中国人は、海外観光を利用して、狂気な買い物をする。

 一方、海外で高級品をショッピングするほか、インターネット大国でもある中国では、もう1つ欠かすことのできない市場はネットショッピングである。ブランド品が欲しくても近くに店舗がない、店舗があっても欲しいものが出されていない、少しでも安く買いたい、そういう人たちのニーズに応えたのがまさにネットショッピングである。中国最大のネットショッピングサイト「淘宝(タオパオ)」は、店舗よりも2~3割安い価格で、世界中の専門店から希望商品を購入できるシステムが構築されており、多くの利用者を集めている。

 IT業界で働く韓悦(ハン・ユェ)さんもネットショッピングユーザーの1人。お正月休みに彼女はパソコンの前で、フランスのルイヴィトンのバッグと、アメリカのクリニークの化粧品と日本のデジカメを購入した。「ネットショッピングは便利で安い。国内で買えないものも簡単に手に入る。このバッグは店舗で買うより2000元(約26,000円)も安かったわよ」と韓さんがネットショッピングを絶賛する。

 ショッピングサイトからの購入以外にも、欲しい商品を海外のバイヤーに直接購入代行してもらうシステムもできている。ケンブリッジ大学の留学生、史一川(シー・イーチュアン)さんも帰省や出張の時にバイヤーとなり、商品価格の1割を購入代行手数料として稼ぐことができるそうだ。

 現在中国国内だけでも海外購入代行サイトは千個もあり、「淘宝(タオパオ)」サイトで提供する海外代行の商品は650万件もある。同サイトの決済サービス「支付宝(アリペイ)」が発表したデータによると、09年海外ブランド品購買の取引額は前年度と比べ36・9%も増加、購買者数は80万人以上もいるという。また、海外ブランド品購入者の平均消費額は2200元(日本円約3万円)から3000元(日本円4万円)の間である。

 世界的な不況による高級ブランドの値下げ傾向に加え、中国元高による価格への還元、さらに、インターネットによる世界への急接近など、これらすべての要素が中国のお金持ちの「ブランド志向」を加熱させ、ネットショッピングが世界中の名品を自宅まで運んでくれると電子商取引の専門家の趙子龍(チョウ・ジロン)氏は分析する。

(翻訳編集・心明)


 (10/02/23 07:38)  





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