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(China Photos/Getty Images)

漢代将軍一族の墓から数万体の裸体兵士俑が出土=中国西安

 【大紀元日本2月8日】中国メディア『重慶晩報』によると、中国陜西省考古研究院はこのほど、西安南郊の古墳で何万体もの裸体の兵士俑が見つかったと発表した。このような兵士俑は漢景帝(在位:紀元前156年ー同141年)の墓、陽陵でも発見されていたが、皇帝の墓ではない古墳でこれほどの数が見つかるのは初めてのことだという。

 発掘チームは2008年7月からこの地区での考古調査を始めた。王侯クラスの人物しか作れない大型の「甲」字型の墓の出現が考古学者の関心を集めた。この「M8」と命名された大墓は発見された一連の古墳の中心部にあり、総延長60m余で、中の墓室部分の長さは35m、幅24・5m、地下15mの場所にあったという。

 発見された兵士俑は小柄で身長約60cm。現在は皆裸になっているが、周辺に残された甲冑(かっちゅう)の残片から、かつては衣服を着ていたものと見られる。一体一体は生き生きとして、顔の表情がそれぞれ違っており、髪型もいろいろあったという。「こんなにたくさんあるのに、同じ顔を探すのは難しい」と発掘チームの専門家が話した。また、坑内から、大量の兵器や軍隊用品、炊事用の陶釜も見つかっている。

 同チームは発掘された一連の物品と史書の記載を分析した結果、一群の墓は漢代に絶大な権力のあった張安世将軍(漢武帝と漢宣帝に仕えた)一族の墓だと結論付けた。墓の中から発見された2台の「4頭立ての馬車」はほぼ完全な形で残っており、馬車の豪華な装飾や漆の破片などからは当時の華麗さが窺える。専門家はこの2台の馬車は皇帝から下賜されたものだと推測している。

 今回発掘された馬車や軍隊用品は極めて珍しく、中国の古代軍事史において、画期的な意義をもつと専門家が指摘した。

(翻訳編集・心明)


 (10/02/08 05:00)  





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