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ハコベの花(撮影・ハナビシソウ2010年2月)

【生活に活きる植物】3・繁縷(ハコベ)

 【大紀元日本2月6日】ハコベは日本全土の日の当たる野原などに、どこにでも見られるナデシコ科の2年草。春から夏にかけて盛んに繁殖し、枝先に、2つに裂けた5弁の白い花が咲きます。陽だまりでは冬でも花をつけることもあります。全体が小さいコハコベ、食用、薬用になるミドリハコベ、他にウシハコベなどがあります。ハコベ(普通はコハコベを指す)はほとんど1年中生育しているので、必要なとき全草を採取します。全草を天日乾燥したものが、生薬の繁縷(はんろう)です。

 学名:Stellaria neglecta(ミドリハコベ) Stellaria media(コハコベ)

 別名:chickweed(英名)、ハコベラ、ハクベラ、ヒヨコグサ、ネコノミミなど多数

 成分:たんぱく質、フラボノイド、ビタミンB,C、サポニン、粘液など

 【薬用効果】繁縷は悪瘡(あくそう)や痔(じ)に使用されます。また、血の道を治す効果があるので、産前産後に用いられます。産後の血行不良を改善し、催乳やむくみには、一日量として乾燥物10gを煎服します。民間療法ではハコベを常用していると脚気に有効とされ、日本では歯茎の痛みに塗布したり、はこべ塩で磨くと良いとされてきました。

 【食用】若菜をお浸し、あえもの、天ぷらに、また、塩をふって漬物にします。春の七草のひとつで、七草粥に入れます。

 【その他】「はこべ塩」は日本独特の民間療法のようです。作り方はハコベの地上部をミキサーにかけてジュースを作り、油気のないフライパンで食塩を炒りながら汁を少量ずつ加えて乾燥させます。歯茎が出血したり、痛むとき効果があるとされますが、あくまで予防の目的で利用すべきでしょう。江戸時代には歯磨き粉として利用されたとの記載があります。

 「七草粥」は、お正月のご馳走に疲れた胃腸をいたわり、青菜の不足しがちな冬場の栄養補給をする効用もあり、正月最後の1月7日に「七草粥」を食べることで、新年の無病息災を願うようになりました。

 また、小鳥のエサとしてもお馴染みです。

ハコベの全景(撮影・ハナビシソウ2010年2月)

(文・ハナビシソウ)


 (10/02/06 05:00)  





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