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激増する大都市の人口 社会不安の影響も=中国

 【大紀元日本2月28日】近年、中国の北京、上海、深センなどの大都市では人口密度が高くなり、大きな社会問題となっている。

 「瞭望新聞週刊」によると、広東省深セン市ではここ30年でもともと数十万だった人口が1200万以上に増加したという。このうちの85%が外来人口で、人口密度は中国一。多すぎる人口は土地や水などの資源を消耗し、深刻な環境問題をもたらしている。

 一方、外来人口の激増に伴い、大都市での犯罪件数も増えている。北京の外来人口はすでに1600万人以上。同市内で起きた犯罪の約70%が外来人口によって起こっている。

 その他、外来人口による犯罪率は、上海で72%以上、杭州で90%を突破し、深センでは最も多い98%に上った。

 また、都市部の人口密度が高くなるにつれ、過剰な資源の消耗が懸念されている。欧州宇宙機関が発表した衛星からのデータで、北京は自動車の排気ガスによる汚染が世界一深刻であることが明らかとなった。

 上海の中心地区では交通渋滞や電線・ケーブルなどの老朽化、社会経済の高密度化、公共交通の過密な運行数などが同市市民の約20%に心理的なストレスをもたらしている。

 各都市の外来人口の問題を解決するため、外来人口の管理を視野に入れた全国的なネットワーク窓口の設立、人口激増に対する応急システムなどの対策を専門家は提案している。

(翻訳編集・坂本)


 (10/02/28 08:30)  





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