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22日、長安街で強制立ち退きに抗議する芸術家たち(ネット写真)

強制立ち退き拒否で暴徒に襲撃、邦人男性も負傷 在北京芸術家、中心地で抗議デモ

 【大紀元日本2月24日】22日、北京市中心地にある長安街で、芸術家による抗議デモが行われた。中国内外のアーティストが活動拠点としている芸術村の強制立ち退きを拒否する芸術家が暴徒に襲撃されたことがきっかけだった。日本人男性を含め、芸術家が数人殴打され、負傷した。長安街での抗議デモは、1989年天安門虐殺事件以来だということで、海外マスコミの注目を集めた。

 北京「創意正陽芸術区」は中国内外のアーティストらの活動拠点として有名。昨年末より、立ち退きを迫られた。拒否するアーティストらと当地政府の対立が強まった。

 22日夜中2時ごろ、マスクで顔を隠した暴徒約2百人が鉄パイプや棒を持って芸術区を襲撃、夜間警備を担当していた芸術家数人に暴行を加えた。重傷者3人、日本人芸術家・岩間賢(35)さんが頭部を殴られ、4~5針を縫うけがを負った。隣の芸術村「008芸術区」から応援に来た数人も暴力を振るわれ負傷した。

 岩間さんは芸術村にスタジオを持つ。昨年夏ごろから芸術村が再開発の対象となり、数回暴徒から襲撃を受けたため、取り壊しを警戒して、この数か月間、仲間と交代で夜間警備をしていたという。

 襲撃を受け、22日午後に芸術家らは長安街で抗議デモを行った。「強制立ち退きは首都の恥」「市民の権力を守れ」などと書かれた横断幕を揚げて行進した。行進は途中で警察によって阻止され、強制解散させられた。

 関係者の話によると、北京市朝陽区に位置する「創意正陽芸術区」と「008芸術区」は、2008年に成立してすぐ、中国本土、香港、台湾及び世界各国の芸術家が集まった。ほとんどの芸術家は現地の建物を借りて、20年~30年契約した。内装工事を含め、一人当たり数万から100万人民元を投資した。

 2009年12月に突然現地政府の立ち退き通達が届いた。芸術家が投資した資金に関して、国は責任を持たず、賠償金はないという。拒否する芸術家は現地政府との間に緊張が高まって、開発業者側もヤクザを雇って、芸術家を数十回も襲った。110番に通報しても、警察は動かなかったという。






(翻訳編集・楊J)


 (10/02/24 09:08)  





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