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4歳の小さな女の子の慈悲で暖かい目

 【大紀元日本3月21日】隣に住んでいる4歳の女の子・小慈(シャウ・チー)ちゃんは、ある日幼稚園で昼食の時間に先生が小魚の入っているお粥を彼女の前に出した。沢山の小魚の目が自分を見ているように感じた。小慈ちゃんは、「この小魚の赤ちゃんたちはパパとママと一緒に海で遊んでるはずでしょ。どうして私のお茶碗に入っているの?」と幼い心で悲しんだ。小慈ちゃんは何も言わずに、静かにお茶碗をよそに除けた。

 その翌日からも、小慈ちゃんはいつものように、お友達と一緒に遊んだり笑ったり変わらない毎日を過ごしているが、唯一変わったこととは、小慈ちゃんが少し「偏食」し始めたことだ。最初は誰も彼女の「偏食」に気が付かなかったがある日、家族みんなでマクドナルドに食事をしに出かけたとき、小慈ちゃんはポテトフライとサラダしか取らなかった。また、お祖母ちゃんの家でも大好きなスペアリブや焼き魚に手をださなかった。その時、孫を心から可愛がっているお祖母ちゃんは「誰が小慈ちゃんに精進料理を勧めたのですか?小さい子どもが何故精進料理を食べるのですか?」と心配になった。家族は小慈ちゃんに何度も理由を問いかけたが、彼女は何も答えなかった。

 そんなある日、ママがたまたま小慈ちゃんのカバンから「命を守る」という題の本を見つけた時、もう一度彼女に以前と同じ質問をしたら、小慈ちゃんはようやく小魚たちが自分を見つめていた時のことを話した。

 4歳の少女には、小魚たちが海の中で一生懸命に生きようとする姿が見えたのだ。

 もう1人の少女は米国に住んでいる4歳のアイシーちゃんだ。アイシーちゃんはテレビに映ったエチオピアの子ども達が孤立無援の悲しい目で自分を見つめているときに、どうしてもお皿にある食べ物が食べられなくなった。

 アイシーちゃんはお祖母ちゃんに「この食べ物をその子ども達にあげたい」と話した。お祖母ちゃんは「エチオピアはとても遠い国ですよ。この食べ物をそこに送っても、既に腐ってしまい食べられなくなるわ」と優しく答えた。アイシーちゃんは、「じゃ、家の近くに食べ物のない子どもはいませんか?」と尋ねた。「きっと居るでしょうね」とお祖母ちゃんが答え、「この食べ物をその子ども達にあげましょう」と会話が続いた。

 テレビの映像で、4歳の少女に優しさが生まれ、後の「アイシー・ジョンソン基金」が立ち上がった。その主旨は正に、世界中の貧困を助けることである。

 4歳の子どもが目に映った現実から逃げずに直視し、優しさと暖かい気持ちに満ちた目で受入れるのだった。

 
(翻訳編集・豊山)


 (10/03/21 05:00)  





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