米で初のエボラ死者 検査強化で水際阻止へ

2014/10/09
更新: 2014/10/09

【大紀元日本10月9日】米国内で初めてエボラ出血熱と診断されたリベリア人患者(42)が8日、入院先のテキサス州の病院で死亡した。連邦当局は、エボラ出血熱の感染拡大を防ぐために、米国の5つの主要空港で渡航者に対する検査強化すると発表した。

8日付ニューヨーク・タイムズ(NYT)によると、連邦当局は早くとも、同週末から実施を開始すると発表した。ニューヨーク市のケネディ空港はすでに、渡航者に対するエボラ出血熱の感染検査を始めた。

ほかの4ケ所の空港、ワシントン•ダレス国際空港(Washington Dulles International)、シカゴ・オヘア国際空港(O’Hare International)、ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港(Hartsfield-Jackson International in Atlanta )とニューアーク・リバティー国際空港(Newark Liberty International)について、遅くとも、来週から出入国検査を開始するという。

同5ケ所の空港は外国人の出入国者の90%を受け入れており、アメリカ国内の最も重要な空港である。1日あたり平均160人の渡航者がエボラ出血感染国から、これらの空港を経由してアメリカに入国している。

エボラウイルスの潜伏期間は通常2日から21日である。世界保健機関(WHO)によると、5日の時点で、8033人が感染、3879人が死亡したという。

(翻訳編集・王君宜)
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