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8メートルの高波が打ち寄せるスペイン西北部の海岸(Getty Images)

欧州西部:ハリケーン級の暴風雨 死者62人

 【大紀元日本3月4日】2月27日から大西洋からのハリケーン級の暴風雨「シンシア」に見舞われたフランス、スペイン、ポルトガル、ベルギー、オランダ、ドイツなどでは現地時間の2月28日の時点で死者62人、100万世帯以上が停電となっている。

 また、「シンシア」によりパリやフランクフルトの空港では100便以上がキャンセルとなり、各地の鉄道路線も混乱。最も強い豪雨に見舞われたフランスでは、バンデ県とシャラント=マリティーム県の低地や窪地が浸水した。海辺では8メートルの高波が現れ、夜間のため多くの人は避難が間に合わず溺死したり、倒れた大木や建物の下敷きとなり死亡した。また、パリのエッフェル塔頂上では風速48・6メートルの強風が記録され、他の地区でも風速41・6メートルが吹き荒れた。また、強風で電柱や木が倒れ、1日の時点で50万戸が停電。農業への被害も深刻で、フランス農務省は、災害救済基金から農・漁業関係者への補助金を出すと発表した。

 ドイツでは大木の下敷きになり3人が死亡。フランクフルト空港では200便以上がキャンセル、鉄道も強風のため一時閉鎖となった。また、ヘッセン州では高速鉄道が倒れた大木に衝突。乗客数人が負傷し、約800人が数時間にわたり車内に足止めされた。この他走行中の車に、折れた枝が当たり、乗客2人のうち1人が死亡する事故も発生している。

 ポルトガルでも10歳の男児が落ちてきた木の枝の下敷きになり死亡。スペインでは、走行中の車両に落ちてきた枝が当たり、乗っていた男性2人が死亡する事故や、82歳の女性が倒れてきた壁の下敷きになり死亡するという事故が起きた。この他、ベルギーで1人、ポルトガルとスペインでは合わせて4人、死亡した。

 以下は各地の様子(Getty Images)

3月1日、腰まで浸水した仏西部(La Faute-sur-Mer)の被災区(Getty Images)

2月28日、ドイツ(Mainz)。強風で破壊された屋根(Getty Images)

2月28日、ドイツ(Mainz)。倒れた街路樹の撤去を行う救助隊員(Getty Images)

(翻訳編集・坂本)


 (10/03/04 10:26)  





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