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宇宙の深淵に渦巻く「龍」 惑星状星雲NGC 5189

 【大紀元日本4月1日】まるで宇宙に巣くう龍のように美しく光るこの画像は欧州南天天文台(European Southern Observatory, ESO)が15日に公開した惑星状星雲NGC 5189の写真。写真に写るこの赤と緑の「龍」の正体は実は星の最期の姿だ。

 太陽の質量の8倍より小さい星は、生涯を終えようとする時に自分の外層を吹き飛ばし、惑星状星雲を形作る。そうした星雲は巨大な石けんの泡や惑星のような球形になることが多いが、NGC 5189のようにより複雑な形を作ることもある。

 今回撮影したS字型星雲は星から放出したガスによって形成された内環を横から捉えたものと考えられているが、球体の星がこのような複雑な星雲を生み出す詳しい過程はまだわからない。一説では、この星雲は1つの星によるものでなく、近くにもう1つ観測できない星も星雲を形成し、2つの星の星雲が見事な「龍」を作り出したという。

 なお、今回撮影した写真は欧州南天天文台のラ・シヤ天文台(チリ)にある退役した望遠鏡「新技術望遠鏡(New Technology Telescope)」によるもの。特定の化学元素(水素、酸素、窒素)の露光のみを捕捉するフィルターで得られた画像を合成して作成したと説明された。

(翻訳編集・心明)


 (10/04/01 05:00)  





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