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カンシャクヤクの花1(撮影・大紀元2010年2月)

【生活に活きる植物】6・寒芍薬(カンシャクヤク)

 【大紀元日本3月17日】寒芍薬(和名)はヨーロッパ原産で、一部四川省に自生するキンポウゲ科の多年草。明治の頃、日本に薬用植物として移入されました。ヘレボラス ニガーのことですが、近年日本では、一般にクリスマス・ローズと総称されて、多くの愛好家がいます。園芸改良品種も多く、鉢植え、庭の下草として広く栽培されています。しかし、葉や根茎には有毒成分が含まれているため注意が必要です。

 【学名】Helleborus crientalisHelleborus niger

 【別名】クリスマスローズ(クリスマスの頃咲く種)、レンテンローズ(2月から3月にかけて咲く種)、初雪起こし(ニゲル原種)、冬の貴婦人(レンテンローズ)

 【成分】ヘレボリンなどサポニン配糖体、ヘレブリンなど強心配糖体、ケンフェロール配糖体など

 【薬用効果】クリスマスローズは少量なら瀉下(しゃげ)、強心作用がありますが、毒性が強く使用されていません。ヨーロッパで古くには、クリスマスローズが精神病の治療に使用されたといわれています。中世においては、この絞り汁を矢の先に塗り、鹿や狐などの動物を狩る時に使ったり、戦いの時に粉にしたりして敵陣に撒き散らして勝利に導こうとしました。

 中毒症状は痙攣、胃粘膜に炎症を起こして嘔吐、心臓に働き呼吸麻痺などが現れます。

 【その他】クリスマスローズは下向きに咲く花の風情から、和名を寒芍薬と呼ばれ、茶席に似合う茶花として12月~(翌年の)3月の長きにわたり飾られます。

 花茎は上部で分枝、先端に数個の花をつけ、花色は淡黄緑、白、赤紫色など多くの園芸種があります。花弁は中心部の小さい部分、美しく見えるのはガク片で、咲き終わっても長い間枯れずに鑑賞することができます。貴重な原種に微かな香りや、黄色の八重咲きの花もあります。

 因みにクリスマスローズは3月6日の誕生花で、花言葉は「慰め」です。

カンシャクヤクの花2(撮影・大紀元2010年2月)

カンシャクヤクの花3(撮影・大紀元2010年2月)

カンシャクヤクの全景(撮影・大紀元2010年2月)

(文・ハナビシソウ)

 (10/03/17 05:00)  





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