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人は自分自身に対して非常に興味がある(Rob Loud/Getty Images)

バーチャル世界の自分が現実の自分を変えることが可能か?

 【大紀元日本3月2日】米スタンドフォード大学バーチャル・ヒューマン・インターアクション(Virtual Human Interaction Lab.)の研究室に勤務するジェシ-・フォックス(Jesse Fox)さんは25日に、人はバーチャル世界にいる自分に非常に興味を持ち、その自身のイメージの変化によって、自分の現実社会での活動に影響を与えるという研究結果を発表した。

 フォックスさんが率いるチームは、複数のカメラを用い実験の参加者の表情、身体の動きなどの情報をコンピューターに取り入れ、参加者が完全にバーチャル世界に浸ることができるように、パソコンと繋がっているヘルメットを参加者にかぶらせて、参加者の思考や動きの変化を観察した。

 第1回目の試験では、一部の参加者がバーチャル世界の中で自分がランニング・マシーンの上で走っているのが見えた。また、一部の参加者は走っているのは自分ではない見知らぬ人が見えた。結果として、自分が走っているのが見た人はそうでない人より1時間も多く運動に時間を費やしたことが分かった。

 次の試験では、第1グループの参加者は走っている自分がどんどん痩せて行くのが見えた。第2グループの参加者は、自分は走っていなくて、ランニング・マシーンの横に立っており、そして、どんどん太ってしまうのが見えた。第3グループの参加者は、見知らぬ人が運動したり休憩をとったりしているのが見え、痩せていく人もいれば太くなった人もいた。

 試験結果では、バーチャル世界で自分が見えた2グループの参加者は、痩せて行くか太って行くかが関係なく、第3グループの人より明らかに運動する時間が長かった。

 この実験から、人は自分自身に対して非常に興味を持ち、バーチャルな自分が変化すれば、普段の考え方や行動をも変化させようとする。しかし、バーチャル世界で自分ではなく見知らぬ人だったり、ハッキリとした映像ではないものを見た場合、気持ちの変化はあまり見られないという結論に達した。

 チームは今回の研究結果について、バーチャル世界は最終的に人々に間違った考えや行動を改善させたり、励ましたりする効果があり、人々が健康のために好んで運動するのに役立つというプラス効果が得られたと示した。

(翻訳編集・豊山)


 (10/03/02 05:00)  





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