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テレビは娯楽の道具でもあるが健康の危害にもなる(写真Clipart.com)

テレビ視聴による5つの危害

 【大紀元日本3月13日】現代人にとって、テレビは情報、娯楽を得るための重要な道具であると同時に、多くの危害をもたらす要因にもなる。米MSNBC.comでは「テレビの視聴による五つの危害」を挙げた。

 1.心血疾患などによる死亡リスクが増加

 米医学誌『サーキュレイション(Circulation)』の報告によると、どれほどスポーツ・ジムに通ってもテレビの前に座る時間の増加とともに心臓病のリスクも大きくなるという。オーストラリアの研究者は8千800人の男女に対し6年間行った調査で、毎日1時間テレビを見れば、平均死亡リスクが11パーセント増加、中に癌による死亡リスクが9パーセント、心血疾患による死亡リスクが18パーセント増加するという結果が得られた。さらに毎日4時間テレビを見る人は2時間しか見ない人に比べると、平均死亡リスクが44パーセント増加、中に心血疾患による死亡リスクが72パーセント増加することが分かった。この数値は非喫煙者、非肥満者、健康食品使用者、血圧やコレステロール値が低い人にも同様に適用される。

 2.飲酒量の増加

 ある実験報告によれば、テレビ番組の内容により、若者の飲酒量に影響を与えることがわかった。この研究は18歳から29歳までの男子大学生80人を二つのグループに分けて行なわれた。まずこの80人を自由に飲酒できるバーのような場所に行かせて、一つのグループのところに飲酒を描写する映画やコマーシャルを放映し、もう一つグループのところにそうでない番組を放映し、二つのグループの飲酒量を比べた。その結果、飲酒を描写する映画やコマーシャルを見たグループはそうでないグループより平均飲酒量が1杯半ほど多いことが分かった。

 3.青少年の性行為や妊娠に影響

 米医学誌『ペディアトリック(Pediatric)』に発表された調査報告によると、性的な内容を含むテレビ番組をよく見る青少年の妊娠率はそうでない青少年より2倍も多いという。

 この研究は米ランド・コーポレーションにより行なわれた。研究者は3年前から毎年1回、同じ青少年グループ1千461人に対し調査を行った。調査開始当初の彼らの年齢は12歳から17歳であった。対象者に特定した23のテレビ番組を見る頻度について尋ねた。性的な表現がある番組をよく見る人はその妊娠率或いは自分の彼女に妊娠させた率がそのような番組をあまり見ない人より2倍ほど高いことが分かった。

 また、別の米医学誌『小児科と青少年医学(Archives of Pediatric and Adolescent Medicine)』に発表された研究報告によると、毎日2時間以上テレビを見る青少年は、そうでない青少年より性行為を始める時期が早いことが分かった。

 この研究は4千808人の15歳以下の青少年を対象に追跡調査を行なわれた。青少年の性行為に反対する家庭で育ったこれらの青少年は調査始めたときに性行為の経験が全員なかった。調査終了の時に、毎日2時間以上テレビを見る青少年は、あまりテレビを見ない青少年より性行為を経験した率が72パーセントも高かった。

 4.骨の発育に影響

 米医学誌『ジャーナル・オブ・ペディアトリクス(Journal of Pediatrics)』に発表された研究報告によると、毎日長時間テレビを見る子供の骨の発育は遅れることが分かった。

 研究者は3歳児童214人に対して4年間の追跡調査を行なった。調査は4カ月ごとに調査対象者の身長と体重及び常時運動量を記録し、同時に子供たちの親に子供のテレビを見る時間について調査した。その結果、テレビをより多く見る子供は、よく運動していても、骨格の発育がテレビをあまり見ない子供より遅れていることが分かった。

 5.親と子供の交流が減少

 米医学誌『チャイルド・ディベロップメント(Child Development)』上で発表された研究報告では、テレビをつけた後、ただつけているだけでも親と子供の交流が減少したことが分かった。

 この研究は51人の幼児とその親の交流について観察した。親と子供の交流状況をテレビのスイッチがついていない部屋で30分観察した後、テレビのスイッチをつけてバラエティ番組を流して再び30分観察する。すると、テレビをつけた後、親は子供の活動に注意を払う時間が20パーセント減少し、注意を払う質も落ちた。テレビをつけると親と子供の交流が大幅に減少し、子供に対する親の関心が薄くなった。

(翻訳編集・市村)


 (10/03/13 05:00)  





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