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高智晟弁護士。2005年11月2日、北京の事務所で(Verna Yu/AFP/Getty Images)

高智晟弁護士に実刑判決、中国当局が発表

 【大紀元日本3月18日】2009年2月から行方不明になっている中国の人権派弁護士・高智晟(ガオ・ヂーシォン)氏に実刑判決を下したと、中国外交部の楊潔篪(ヤン・ジエチー)部長は16日、訪中したデイヴィッド・ミリバンド英国外相との合同記者会見で初めて明らかにした。

 同部長の話によると、高弁護士は「国家転覆罪」に問われているという。実刑判決の詳細と現在の監禁場所については明かされていない。

 また、 楊部長は、高弁護士について「彼は拷問を受けているようなことはない」と主張。高弁護士自らの手記、また高弁護士の事例に関心を寄せる多くの中国の法規に関する専門家の見解とは全く反するものだった。

 高弁護士は中国当局が弾圧する法輪功学習者の代理人として弁護を引き受けるなど、人権派弁護士として知られ、当局に「目の敵」とされてきた。2006年にも「国家転覆罪」で懲役3年(執行猶予5年)を言い渡された。

 高弁護士に対する実刑判決は4年前の判決を意味するのか、新たな判決が下されたのか、外交部の秦剛報道官は同日の記者会見で聞かれた際、明白な言い方をせず、「国家転覆罪に問われ懲役3年、執行猶予5年を言い渡された」と答えた。

 一方、陝西(せんせい)省の実家にいる高弁護士の兄貴は先週、メディアの取材に、三週間前に高弁護士と電話で話したことがあると伝えた。

 2009年2月4日、高弁護士は自宅から連行され、消息を絶っている。同年9月、高弁護士は「道に迷って所在不明」という連絡が当局から親族に入った。

 2010年2月、中国政府は人権団体に、高弁護士は新疆ウイグル自治区のウルムチで仕事をしていると伝えたが、所在は確認されていない。

(翻訳編集・高遠)


 (10/03/18 09:16)  





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