印刷版   

中国では食の安全が懸念される(PETER PARKS/AFP/Getty Images)

「両会」に公開書簡、地方糧食行業会長 有害食品加工の真相を暴露

 【大紀元日本3月11日】現在北京で開催中の中国の国策を決定する「両会」宛てに、湖北省随州糧食行業協会副会長で、広水市糧食行業協会会長の李德寿氏が7日、食品加工物に関して重大な懸念を示す書簡を提出した。書簡の中で同氏は、食品は安全ではなく、「緊急に改善しなければならない」と指摘した。

 「武漢晩報」の報道によると、李氏は1993年から食糧買い付けと加工の仕事に関わり始めたという。公開書簡の中で、十数年の間、業界の数々の有毒食品加工を経験してきたと記している。

 例えば、地元随州から武漢の米を買い付けた時、ほとんどが大豆油によるつや出し加工を施していたという。通常のつや出し加工は米の表面の糠を取り去り、見た目も良く人体にも無害。しかし、不法メーカーは「大豆油」を使用してつや出しを行う。この方法で加工された米は人体に有害だが、業界では暗黙のルール。通常、米50キロに対し250グラムの大豆油が添加されるという。

 大豆油を使用するつや出し加工は、質の悪い米に施される。米にしみ込んだ油分は容易に酸化し、胃腸などの器官にダメージを与え、骨にも影響を与える可能性がある。中には廉価で有害な「工業用大豆油」を使用する悪質な業者も存在し、これらの劣悪な米は人体の消化器官や神経系統に影響を及ぼし、命を落とすことさえあると李氏は話す。

 また、李氏によると、小麦粉の中に工業用の漂白粉を混ぜる事も慣例になっているという。随州で李氏が見た企業では、50キロの小麦粉に100グラムの工業用漂白粉を混ぜ入れていた。漂白粉は胃腸の粘膜を刺激し、浸食作用があり、肝臓や腎臓、血液系統にも甚大な影響を与えるという。

 さらに、豚の飼料には検査されない微量元素、ホルモンとテラマイシンが加えられたり、カビの生えた菜種或いは落花生から油を搾取したりといった悪質な行為は、普遍的にみられると同氏は証言している。

(翻訳編集・坂本)


 (10/03/11 09:11)  





■関連文章
  • <メラミン入り粉ミルク> 今なお10万トンが市場に流通=中国(10/02/08)
  • 海外研究:愛と恨みは同じホルモンから生じる、自閉症の治療も(09/11/22)
  • 中国輸出小麦粉、メラミンだけでなく害虫も=キルギスタン(08/11/15)
  • あせも治療クリームで、乳児に子宮出血の生理現象=中国湖南省(08/10/21)
  • 中国食品安全問題の根源=何清漣(08/10/01)
  • 中国有毒乳製品事件、対応に追われる合弁外資(08/09/21)
  • 中国有毒粉ミルク事件、容疑者逮捕はトカゲの尻尾きり=専門家(08/09/17)
  • 妊娠時のストレスは、乳児に影響を与える(08/05/29)
  • 北京五輪が直面する難題、食品の安全性(08/01/24)
  • 中国社会科学院青書:北京五輪が直面する最大のリスク(08/01/07)
  • 中国:五輪ドーピング対策、養豚業者を指定・管理(07/09/04)
  • 身長世界一:257センチのウクライナ人、ギネス認定(07/08/11)
  • ダンボール紙肉まん 「やらせ」報道こそ捏造か(07/07/22)
  • SARSバナナの風評被害、価格暴落=中国海南省(07/05/29)
  • パナマと豪州、中国製有毒歯磨き粉撤去(07/05/22)