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薄紅色の可憐な花を咲かせる安行桜(大紀元)

【ショート・エッセイ】 世の中に絶えて桜のなかりせば

 【大紀元日本4月4日】

 「春の心はのどけからまし」と、桜の美しさを逆説的に称賛する下の句が続く。

 平安の歌人・在原業平ばかりでない。昔も今もこの季節、日本人は落ち着かないらしい。

 「さくら」は、もちろん和語である。

 「咲く」の後に複数を表す接尾語の「等(ら)」がついて「さくら」になったと言われるが、その名の通り、たくさんの花が一斉に咲き誇る桜に、日本人は心引かれて止まない。

 埼玉県川口市の密蔵院では、染井吉野より少し早く咲く安行桜(あんぎょうざくら)が見頃になっていた。咲くも美、散るも美の桜。今年も静かに楽しみたい。

鮮やかな緋色の台湾緋桜(大紀元)

(埼玉S)

 (10/04/04 05:00)  





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