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(ネットユーザー提供)

園児28人刺傷 1ヶ月で4度目の児童殺傷事件=中国

 【大紀元日本4月29日】中国江蘇省泰州市のある幼稚園で29日朝、男性(47)が刃物を持って幼稚園に侵入し、園児28人を含む31人を刺傷する事件が発生した。3月下旬、福建省南平市の小学校で発生した13人の児童殺傷事件以来、1ヶ月で4度目の児童集団殺傷事件となった。

 新華社通信が、同市宣伝部の発表を報道したところによると、園児5人は重体だという。一方、地元メディアや「新京報」は5人のうち3人は死亡したと報道している。園児のほか、教員2人と警備員一人が負傷。犯人の男性は地元住民ですでに拘束されている。勤めていた保険会社のリストラで2001年に解雇され、以後無職だったという。

 28日、南部の広東省湛江市の小学校で中年の男が児童ら19人を殺傷した事件が起きた矢先のことだった。同日、3月下旬に福建省南平市の小学校で児童13人を殺傷、8人の児童を死亡させた元医師の鄭民生が処刑された。

 また、4月12日には、広西自治区合浦県で、小学校の前で児童が殺傷され、2人が死亡している。

 1ヶ月で4件の児童殺傷事件が起きたことを、国民は注視している。広州市の心理カウンセリング専門家・張マンリン氏によると、近年社会的な事件が頻発しており、特に今年は新たな転換期を迎えているとみられる。急劇な社会変動が民衆に過大な精神的ストレスを与えている。

 同氏は、最近頻繁に起きている学校殺傷事件は、中国社会で正常な社会陳情制度が存在していないことと密接に関係すると指摘。「陳情に行く多くの人たちは、問題が解決されるどころか、精神病者と見なされ拘束されるばかり。弱者の立場にいる人たちは、やり場がなく暴力の手段に訴える道を選んでしまう」という。

(翻訳編集=趙MJ)


 (10/04/29 22:59)  





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児童殺傷事件  社会変動  陳情制度  精神的ストレス  


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