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光通信を利用したセキュリティ情報システム、ハッカーからの攻撃を防げる(AFP/Getty Images)

イスラエル研究:光通信で実現した新世代セキュリティ技術

 【大紀元日本4月2日】インターネットの一般化により、生活は大変便利になってきた。しかし、それとともにネットセキュリティの問題も急浮上してきている。個人情報の盗取などの被害が拡大しつつあり、インターネットの使用は大きなセキュリティ問題を抱えている。幸いなことにイスラエルで、従来のセキュリティ対策とは全く違う新しい技術が発明された。これからはより安全なネット生活を図れそうだ。

 サイエンス・ディリー(Science Daily)の報道によると、テルアビブ大学(Tel Aviv University)のJacob Scheuer博士は、光ファイバー(fiber optic)を通じて通信を行うセキュリティ情報システムを開発した。当システムでは、光パルス(light pulse)で2進数の暗号化データを送信しており、送信側と受信側以外はデータの復号はできないという。

 Scheuer博士は当システムについて、「セキュリティを守るための、データの暗号化と復号化の技術ではなく、暗号化データの送信にあたって革新的な送信方式である」と指摘している。

 また、今まで使っていたRSAというデータ暗号化技術は、セキュリティ問題が多く存在し、「エンドユーザーにとって、現時点ではネットショッピングやクレジットカードの決算などにセキュリティ対策としてRSA技術が役に立つかも知れませんが、コンピューター技術の発展とともに、その欠点は次々と現れてくる」としている。その実例として70年代、RSA技術が現れた当時、開発者がRSAで暗号化されたデータは解読しようとすると10億年かかると言ったが、5年前既に解読されてしまった現状を博士は指摘している。

 Scheuer博士が開発した当技術は、0と1の2進数データをディジタル信号ではなく光とレーザーで送っている。送信者と受信者は0と1のデータを解析できるが、悪意のある盗取者にとって、これらのデータは全く同じで、判別が付かないという。

 また、当技術で使われたレーザーは独自で開発された特殊なレーザーで、信号を3,000マイル以上先まで正確に送信できるとして、理論上、地球の至るところまで送受信できるという。

 盗取者が当技術の送受信方式の仕組みを分かってしまえば、データ解読の可能性はあるが、操作方法さえ間違えなければ、当システムは絶対的だと言えるほど、安全性が確保されているという。

(翻訳編集・柳小明)


 (10/04/02 05:00)  





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