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宇宙のダーク物質〈ダーク・マター〉〈ネット写真より〉

ダーク・エネルギーにより宇宙の膨張が加速=米宇宙ネット

 【大紀元日本4月5日】ハッブル宇宙望遠鏡の基幹プロジェクトである「宇宙進化サーベイ(COSMOSプロジェクト:Cosmic Evolution Survey)」による観測で、銀河宇宙はダーク・エネルギーにより、宇宙の膨張が加速されていることが明らかになった。

 米宇宙ネット(Space.com)3月26日付の報道によると、天文学者らで構成した研究チームは44万6千個余りの銀河について弱い重力レンズ効果(weak gravitational lensing)などの分析を元に、宇宙の中のCOSMOSフィールドと呼ばれる領域の物質の分布を観測し、また地上に設置された複数の望遠鏡で得られた赤方偏移のデータを利用して、19万4千個もの銀河までの距離を測定したという。結果として、ダーク・エネルギーにより、宇宙の膨張が加速しているという結論が出た。 

 当研究チームのメンバー、英エジンバラ大学の科学者パトリック・サイモン氏(Patrick Simon)はある声明の中、次のように語った、「今回の研究で分析した銀河の数は前例のないことだが、もっと重要なのは、この異例にも豊富なデータセットから宇宙の中に目では見えない構造に関する情報が多く得られたことである」。

 【ダーク・エネルギー】

 メンバーであるドイツボン大学(University of Bonn)のベンジャミン氏(Benjamin Joachimi)は次のように語った、「宇宙のダーク・エネルギーの影響における二つの測定結果として一、今現在、銀河団の形成が非常にゆっくりとなってきた。二、宇宙を加速膨張させたため、銀河間を更に遠くし、重力レンズ効果を更に明確にした。研究ではこの二点の課題に対してとても慎重に調査しました」

 当研究では、天文科学者に「宇宙の中の物質は重力により合体され、ダーク・エネルギーの力により離れる」という手掛かりをもたらし、とてもクリアな宇宙マップを構成することが出来た。

 【加速膨張】

 1929年、著名な天文学者のエドウィン・ハッブル氏(Edwin Hubble、ハッブル宇宙望遠鏡は彼の名前に因んで命名された)は数多くの銀河の速度を観測することで、銀河が宇宙から遠く離れることを発見した。

 1998年、2組の天文学者チームは次のことを宣言した、「宇宙は膨張しているだけではなく、加速的に膨張しています。実は、地球との距離が遠い銀河ほど大きな速度で地球から遠ざかっています」

 この膨張理論によると、これらの銀河は膨張し、互いに遠く離れてゆく。各自から発した光は相互に到達できなくなり、銀河間での観測と通信も不可能になってしまう。隣接する銀河はまだ近くに存在しているが、時が経つにつれて、それらも不確定になる。

 ある大胆な構想では、膨張は「Big Rip」をもたらす。300億年を経つと、銀河の中身も飛びちり、惑星がばらばらに離れる。さらに、原子さえも結合することができないのだという。

(翻訳編集・李頁)


 (10/04/05 05:00)  





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