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英国BBCの調査で、「脳トレゲーム」では実際の知力は向上しないことが判明。(Getty Images)

英研究:「脳トレゲーム」知力向上には効果なし

 【大紀元日本4月27日】英国BBCが最近行った「脳トレゲーム」についての研究調査によると、この類のゲームは人間の知力を向上させる効果のないことが判明した。調査報告が科学誌「ネイチャー(Nature)」に掲載された。

BBCの科学番組「Bang Goes the Theory(理論に一発)」で18~60歳の8千600人に週3日、10分間ずつ、「脳トレゲーム」を6週間連続でやってもらった。一方、別のグループの2千700人には、「脳トレゲーム」はせず、インターネットで様々なサイトを訪れてもらい、常識問題に回答してもらった。実験前後に両グループに対して知力テストを行った結果、双方の成績には大差がなく、一般知識の質問に対しては、後者のグループの方が高得点を得ていることが分かった。

これに対して、「脳トレゲーム」を開発するポジット・サイエンス(Posit Science)社のCEO(最高経営責任者)スティーブ・アルドリッチ(Steve Aldrich)氏は、公開された研究結果は同社の製品に適用しないと発表した。アルドリッチ氏はBBCの報告はまるである人が「私は4分以内に1・6キロを完走できないから、誰も完走する人はいない」と言っているのと同じだと反論した。

ポジット・サイエンス社は米誌「ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンス」の紀要などの刊行物に、自社開発した「脳トレゲーム」は高齢者の記憶向上に役立ったという研究論文を発表している。

米イリノイ大学の心理・神経学科のアート・クレマー(Art Kramer)教授は、運動は神経連結を促し、新しい脳細胞の生成が大脳の構造を活性化することから、ゲームをするより運動をした方がいいと指摘する。

ロンドンのキングズ・カレッジ(King’s college)で心理・神経学科を定年退職したフィリップ・アディー(Philip Adey)教授は、「知力を向上させるためには新しい語学または運動することが効果的で、パソコンゲームを脳を鍛える近道と考えてはならない。知力は努力によるもの」とコメントしている。
(翻訳編集・豊山)


 (10/04/27 05:00)  





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脳トレゲーム  脳を鍛える  BBC  


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