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2010年「ピュリツァー賞」発表 ネットメディアが初受賞

 【大紀元日本4月15日】米コロンビア大学は4月12日、優れた報道などに贈られる「ピュリツァー賞」2010を発表した。調査報道部門では、非営利組織(NGO)が運営する報道サイト「プロパブリカ(ProPublica)」がインターネットメディアとして初めて同賞を受賞した。

 「ピュリツァー賞」は、ジャーナリズム、文学、作曲の3部門に分かれ、米国で最も権威ある賞である。1917年から始まった同賞は、新聞などの印刷報道を対象としていたが、昨年からはネットメディアも受賞対象に加えた。

 今年のジャーナリズム計14部門のうち、「ワシントン・ポスト」紙が特集、論説、批評、国際報道の4部門を制し、「ニューヨーク・タイムズ」紙は解説報道と国内報道の2部門を受賞。これらの大手新聞や通信社の中、異彩を放っているのは初のネットメディアの受賞、僅か32人の所帯の報道サイト「プロパブリカ」。

 「プロパブリカ」は「ウォールストリート・ジャーナル」の元編集局長を主筆に2007年10月に設立。資産家の寄付によって支えられる同サイトは、調査報道を専門とし、取材結果を他メディアに無料提供するとともに、自らのサイトでも発表する。今回調査報道部門で受賞したのは、2005年の超大型ハリケーン「カトリーナ」に見舞われた被災地ニューオーリンズで緊急医療に取り組む医師たちの姿の実情を追ったシェリ・フィンク記者の報道記事が評価され、米誌「ニューヨーク・タイムズ・マガジン(New York Times Magazine)」との共同受賞となった。

 受賞後に同サイト編集長のスティーブン・エンジェルバーグ(Stephen Engelberg)氏は「我々はこの他にもいくつかの報道でいくつかの賞を受賞してきた。ピュリツァー賞の受賞はさらに、我々の報道スタイル、方針は有効であると後押ししてくれた」とコメントした。

(翻訳編集・心明)


 (10/04/15 05:00)  





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