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ミスプリントに値打ち有り! 470倍の価値=中国

ミスプリントに値打ち有り! 470倍の価値=中国

 【大紀元日本5月1日】公共の印刷物にミスが出るのは、本来は残念なことであるが、切手、官製はがきなどの郵便物のミスプリントに対して特に興味を持つ収集家もいる。中には「印刷ミスを知れば必ず収集する」という人もいる、その理由は希少なものへの付加価値を期待するためとか。

 「長沙夕刊」誌は、半製品のミスプリントのはがきが10数年経って470倍に価値が値上がりした例を取り上げ、郵政印刷物にミスが存在し特に半製品状態の郵便物がひとたび社会に出回れば、収集愛好家らの得がたい逸品になり最も値打ちがあるものになるという。収集愛好家の羅玉其氏が収集した「良渚玉琮」*という名のミスプリント官製はがき21枚セットが、その代表的な印刷物で極めて収集に値するものだ。「良渚玉琮」は90年代、もと国家郵政部が発行した官製はがきで郵便料金の額面はその当時たったの0.4元(約6円)だった。「良渚玉琮」は良渚文化の時期に製作された1種の玉の器物で、精巧で美しく貴重な歴史的価値があるものであったため、郵政部門は良渚文化を記念して印刷した、一セット官製はがきは「良渚玉琮」と命名された。ミスプリント「良渚玉琮」が収集家界隈で人気がでたのは、この官製はがきが半製品で、その一面全部が空白になっていたからだという。今現在、市場には数百枚だけしか残されてないため、珍しいものほど貴重だとしてその価値は絶えず上昇し、一時期、一枚に付き9千元(約12万4千円)で売れたこともあった。

 羅玉其氏は取材を受け、多くの収集家がミスプリントの郵便物を好んで収集するのは、変わったものに対する特別な趣味があり、いつもミスのあるものが際立つと思いミスした印刷物を追い求めている。郵便物発行展示会などでは、ミスした印刷物も加えられるので、絶えず価格の上昇を招くのだと述べた。

 09年に発行した官製はがき「愛由心生」はミスプリントであったため、あっという間に値段が上昇した。実は「愛由心生」のはがきには構造上にミスがあった。絵の右側の赤いスカートの少女が横向きに立ち、手に一本の絵筆を握り画板の上に鮮やかで美しい「ハート」形の図案を描いている、本来、少女の体の両側にそれぞれ付いているはずの両腕が明らかに左側に二つ揃って付いている。この美しくてロマンチックなミスプリントの絵は、発行してから1年余りで数百倍に急上昇した。

 *「良渚玉琮」:新石器時代(良渚文化)

 1986年浙江省余杭県反山出土「玉」(玉琮)

 高さ9.6cm、外径8cm、孔径7.1cm

 浙江省文物考古研究所

 反山遺跡という良渚文化の墓地遺跡から出土した玉琮(和:ぎょくそう)である。内側が円形、外側が方形という独特な形をした玉琮は、「円は天を祀り、方は地を祀る」という「天円地方」という思想に関係があるといわれる。また、四隅には奇怪な「顔」のような図柄が浮き彫りにされているが、これは神人獣面文という、良渚の人々が崇めた神の姿であった。のちの殷(商)王朝では、青銅器上に饕餮文と呼ばれる文様が盛んに飾られるようになるが、この良渚文化の神人獣面文と関係があるとも言われている。出所:「世界四大文明・中国文明展」

(翻訳編集・zgh)


 (10/05/01 05:00)  





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良渚玉琮  良渚文化  愛由心生