THE EPOCH TIMES

【生活に活きる植物】13・ジキタリス

2010年07月23日 07時00分
 【大紀元日本7月23日】ジキタリスはヨーロッパ原産のゴマノハグサ科2年草で、多年草。薬草として栽培されていましたが、今では観賞用に植えられています。繁殖力が強く、耐寒性で栽培しやすいので野生化しているものもあります。6~7月に釣鐘状の総状花序を花穂につけ、下から順に咲いていきます。紅紫色や白色の美しい花で、内側に特徴的な斑点があります。茎生葉(けいせいよう)を60℃以下ですばやく乾燥したものが生薬のジキタリス末で、製剤の原料ともなります。身近な植物ですが、毒性が強いので注意が必要です。毒にも薬にもなる二面性を持っています。花言葉は「隠されぬ愛」や「健康的」などがあり、この誕生花をもつ人は、思わぬことで自分の内面を発見できる人と言われています。

【薬用効果】
ジキタリスの粉末は強心配糖体を含み、心筋に直接働きます。強心利尿薬として、うっ血性心不全、浮腫、虚血性心疾患などに適用されます。日本薬局方にも生薬として収載されていますが、最大使用量も極めて少量で、危険なため一般では使用しません。中毒症状としては、嘔吐、激しい痙攣(けいれん)、呼吸麻痺などがあります。

【その他】
絶対に食べないでください。幼葉のころは野菜のコンフリーと似ており、間違って食べて死亡した例も多く報告されています。強心配糖体はゴマノハグサ科のほか、ユリ科・キョウチクトウ科・キンポウゲ科に多く存在し、矢毒に使用されるほど作用が激しいため、薬用として使用されるのはジキタリスとストロファンツスに限られます。身近な植物としては、スズラン、キョウチクトウやモロヘイヤの種子に含まれます。
紫のジキタリス


ジキタリスとアリ



(文と写真・ハナビシソウ)

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