THE EPOCH TIMES

60台のピアノ 『弾いてみて、これはあなたの物』  ニューヨークの街角から

2010年07月01日 07時00分
 【大紀元日本7月1日】今、ニューヨークでは『弾いてみて、これはあなたの物(Play Me, I’m Yours)』と書かれたカラフルなピアノ60台が市内の街角や公園のあちこちに置かれている。この催しは、イギリス人アーティストのルーク・ジェラム(Luke Jerram)氏が2008年から始めたプロジェクトで、グローバルなパブリックアートの一環としてロンドン、サンパウロ、バルセロナ、シドニーなど世界の大都市に167台のピアノを設置した。道に置かれたピアノが、人々のコミュニケーションのきっかけになればよいとルーク氏は話す。

 このプロジェクトは、午前9時から午後10時までニューヨーク市内の公園や街角、地下鉄、画廊などにピアノを設置し、「誰でも自由に弾いて下さい」というユニークな企画。非営利団体の「希望を歌おう(Sing for Hope)」が主催し、運営はプロのアーティストやボランテアなどが協力している。資金は寄付とスポンサーの協賛によってまかなわれ、ピアノは最終的に地元の学校や病院、コミュニティ団体に寄付されるという。

 ピアノは新品ではないが、一つひとつがユニークでカラフルなデザイン。ジェラム氏は、「ニューヨーカーの皆さんの反応がよいので、とても驚いています。多くの人がこのイベントを知り、多才な人たちがピアノを通じて自由に表現しています」と話す。

 彼がこのプロジェクトを考え付いたきっかけは、毎週行くコインランドリーでの風景だった。人々は顔を合わせても挨拶すらせず、人間同士のつながりが希薄な事に疑問を持ったという。「ピアノは誰でも弾けて、多くの人とシェアできる。コミュニティの人をつなげるのにちょうどいい」と話すルーク氏。彼のピアノをきっかけに、知らない人同士の間にもコミュニケーションが生まれることだろう。

 ジェラム氏の本業は、ガラスの彫刻家。彼のホーム・ページではアートの販売も行なっている。同イベントは今月21日から7月5日まで、ニューヨークとロンドンで同時に開催されている。

 Play Me, I’m Yoursのホーム・ページはこちらをご覧下さい。

(翻訳・山崎)


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