THE EPOCH TIMES

【漢方の世界】小児の発熱―漢方は急性の病気にも使える?

2010年08月03日 07時00分
 【大紀元日本8月3日】今回、林先生が紹介するのは、ある子供の逸話である。この子供は突然、痙攣(けいれん)を伴うかなり深刻な高熱の症状が出た。そこで、汽車の車掌があわててアナウンスを流した。「この汽車に、お医者さまはいらっしゃいませんか?」

 ちょうどその汽車に乗り合わせた西洋医が、急いで子供のもとへ駆けつけた。しかし、そこには救命用の薬も道具もない。西洋医がなすすべもなく困り果てていると、ある冴えない風貌の老人がやって来た。するとこの老人は、その子の前腕をさすり始めた。そしてしばらく続けていると、妙なことに、その子の痙攣(けいれん)はピタッと止まったのである。

 西洋医もお手上げだった子供の発作。この冴えない老人は、一体何をしたのであろうか?

 実は、前腕の内側の手首から肘までを「天河水(てんかすい)」と呼ぶ。この老人は「天河水」を繰り返しさすったのだ。この天河水、発熱などの風邪の症状を和らげるのに良いという。

 漢方の原則は、「病気の源を見つけ、それを取り除くこと」。しかし、今回は原因を調べることもなく、ただ症状を見ただけで対処したのである。その理由の一つとして考えられるのは、子供には大人ほど激しい七情がないということ。つまり、病気をもたらす内因―喜・怒・憂・思・悲・恐・驚といった感情に惑わされることが少ないのだろう。

 『黄帝内経』には、こんな一説がある。

 「恬淡(ていたん)にして虚無なら、真気はこれに従う。精神を内守すれば、なぜ病気になることがあろうか?」

 つまり、喜・怒・憂・思・悲・恐・驚に執着せず、常に穏やかな心を保つ。司会者が提案してくれたように、これこそ健康の秘訣なのかもしれない。

 詳しくは新唐人テレビ局の『漢方の世界』をご覧下さい。

 
(翻訳・河合)


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