THE EPOCH TIMES

「モスラ」のモデル 世界最大の蛾 繁殖に初成功=英国

2010年09月05日 07時00分
 【大紀元日本9月5日】「怪獣蛾」として有名な世界最大種の「アトラス・モス」が、最近英国の環境に定着し、9個の卵の産卵に成功した。英デイリーメールが伝えた。

 アトラス・モスは、鱗翅目ヤママユガ科に分類される蛾の一種で、広げるとおよそ30センチにもなる艶麗な羽を持つ。通常、熱帯および亜熱帯の森林に生息しており、主に東南アジア・中国南部・マレーシア・タイ・インド・インドネシアに分布している。昆虫とは思えないその大きな羽から、鳥類と間違えられることもあるという。今回、英グロスターシャー州の研究員が2年を費やし、初めて英国での繁殖に成功した。

 日本では沖縄県八重山諸島(石垣島・西表島・与那国島)にのみ分布しており、与那国島で初めて発見されたことから「ヨナグニサン(与那国蚕)」という和名がつけられた。中国では「皇蛾(皇帝のような蛾)」と呼ばれている。

 英名アトラス・モスの名前はギリシャ神話の巨人「アトラス」からきている。香港では前翅の先が蛇の頭のように見えることから「蛇頭蛾」と呼ばれている。

 インドではアトラス・モスを飼育する習慣があり、主な目的は蚕糸をとるためだが、この習慣は商業に基づくものではない。台湾のアトラス・モスの繭も袋を製造する材料として使用されている。

 成虫は口を持たず、幼虫時に蓄えた養分で生きるため、成虫の寿命は長くても2週間くらい。メスの羽面積は最大400平方センチという記録があり、その前翅は最長25センチから30センチにもなる。怪獣映画「ゴジラ」の作品に出てくる「モスラ」は、このアトラス・モスをモデルにしたといわれている。

(翻訳編集・市村)


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