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試験問題を解く科挙受験生。10月3日、韓国ソウルにある景福宮で朝鮮時代の科挙制度試験が再現された(撮影:全宇/大紀元)

朝鮮時代の科挙試験を再現=韓国ソウル

 【大紀元日本10月10日】韓国ソウルの景福宮で3日、朝鮮時代の国家公務員試験「科挙」試験の再現行事が行われ、受験生は当時の儒学生のように礼服を着て儒巾をかぶり、筆を使って試験に臨んだ。毎年行われる同行事は今年で17回目を迎える。

 科挙には大きく分けると文科と武科の2つがある
最優秀成績者の称号「状元」を与えられた丁相豪さん(撮影:全宇/大紀元)
が、今回は七言詩の作成を課題とする文科試験のみ行われた。今年の詩の題目は「光化門の復元を祝う」。朝鮮戦争で焼失した同門は8月15日、4年の復元工事を終えて一般公開されている。

 試験終了後、表彰式が行われ、最優秀成績者である「状元」には賞金300万ウォン(約22万円)、第2位の「榜眼」には200万ウォン(14.6万円)、第3位の「探花」には100万ウォン(7.3万円)が、それぞれ主催者側から贈られた。

 主催者は「国民にとって、この再現行事が先祖である儒学生の精神を想うきっかけとなり、韓国文化を発揚させるものであってほしい」と述べている。朝鮮時代に500年継続した科挙制度は、1894年の甲午改革の時に廃止されたが、今でも韓国の一部の公務員試験にはその名残りが垣間見られる。

(撮影:全宇/大紀元)

(撮影:全宇/大紀元)

食事をとる受験生(撮影:全宇/大紀元)

景福宮勤政殿の前で入選者の名前を公布(撮影:全宇/大紀元)

(翻訳編集・加藤まゆみ)


 (10/10/10 15:06)  





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韓国の伝統文化  科挙  李氏朝鮮  高麗  


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