THE EPOCH TIMES

中国の奇人=空のたらいから3万元をすくい出す

2010年10月27日 07時06分
 【大紀元日本10月27日】何も入っていない水を張ったたらいの中から、たくさんのお金をすくい出してくれるという、信じられないパフォーマンスが披露された。

 ウェブサイトは120万円の懸賞をかけて謎解きを公募

 重慶市高新区の西亜大酒店で、数十人の市民が見守る中、上半身裸の楊徳貴という名の奇人が、50分間の間にたらいの水の中から総額3万元(約36万円)をすくい出すという特技を披露した。これを主催した重慶のウェブサイトは、10万元(約120万円)の賞金をかけて「全世界に向け、この謎を解くことのできる人を応募する」と発表した。

 一般見物人が使う道具を提供し実演

 実演者の楊さんは、今年47歳で、重慶市万州区新田鎮の出身である。10月16日11時頃、うわさを聞き駆けつけた数十人の市民が会場に集まった。楊さんが来てから、見物人の一人が買ってきた陶磁器製のたらいと3枚のタオルをホテルのスタッフがテーブルと一緒に運んできた。実演の前、取材記者と見物人たちは一緒に陶磁器製のたらいとタオル、そして、テーブルをも徹底的に検査した。何もついていないことを確認した後、楊さんは上着を脱ぎ、ズボンのポケットにあった自分のお金も取り出して見物人に渡した。

 ビデオカメラと見物人たちの監視の中で、楊さんは1本の赤いひもを窓に掛けて、カーテンを閉め、両目を軽く閉じて、口の中で何かつぶやいた。午前11時40分、一人の体験者が手をたらいの中に入れた後に、楊さんが一束の鍵をたらいの中に投げ込んでから、実演が正式に開始した。

 50分間に36万円のお金をすくい出す

 50秒もたたない内に、最初の体験者が200元(約3600円)をすくい出し、現場は喝采に包まれた。11時45分、今度は記者が体験者として参加し、楊さんと真向かいに座り、手をたらいの中に入れた。楊さんは記者にたらいの底をしっかり押さえるように指示した。静まった会場に、小声でつぶやいた楊さんも手をたらいの中に入れ、記者の手を強く叩きながら、記者に水の中を手で探らせた。72秒後、記者の手に紙の端に触れた感触があって、つかみ出してみると100元札(約1200円)が2枚あった。

 それから、午後12時30分までに、見物人20人ほどがこの不思議な体験をした。最も多い時は8300元のお金をすくい出す人もいた。50分という短い時間で3万元(約36万円)をすくい出したという。その中にはユーロ、ドル、硬貨、食糧配給券などもあった。また、楊さんは特技を披露する中でひっきりなしに酒を飲んでいた。酒を飲むたびにすくい出すお金が多くなるという不可思議な現象に、見物人たちは首をかしげた。

 楊さんによると、彼の特技はイリュージョンでもマジックでもなくて、遁術(とんじゅつ)だという。また、自分が遁術を学んだ当初、師匠に「絶対に邪道に入ってはいけない」と厳重に注意されたことから、実演で出てきたお金は決して使ってはいけないと真剣な表情で話した。「今日、遁術を使って出てきたお金は3点xun_ネ内に元の場所に戻す」と楊さんは話した。記者は、楊さんがその場で遁術を使い、実際に200元を戻した(消えた)のを自分の目で確認したが、残りのお金がどうなったか分からないという。

 楊さんの特技は2009年6月23日に万州区の第2陣非物質文化遺産リストに加えられた。

(翻訳編集・盛徳)


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