湾岸アラブ6カ国、新型コロナ感染者数が80万人突破=ロイター算出

2020/09/23
更新: 2020/09/23

[ドバイ 22日 ロイター] – ロイターの算出によると、ペルシャ湾岸のアラブ6カ国における新型コロナ感染者数が過去3カ月間で2倍に増加し、80万人を突破している。

6カ国すべてで外出禁止令とロックダウン(都市封鎖)が解除されている一方、集会や海外渡航規制および社会的距離(ソーシャルディスタンス)規則は継続している。

感染者数は5月半ばに10万人に到達、その後は感染者数が2倍に増加するまでの期間が、半月、1カ月、3カ月となり、感染拡大ペースの鈍化が示されている。

22日時点の6カ国の総感染者数は80万0651人、死者は6805人。

アラブ首長国連邦(UAE)、オマーン、バーレーンでは、9月に入り1日当たりの感染者数が再び増加している。

UAEでは10日前に1日当たりの感染者数が感染開始以来最大となる1007人を記録。当局は、人々がソーシャルディスタンスを守っていないと指摘している。

ドバイは7月に海外からの渡航受け入れを再開したが、他のUAEの空港は海外からの渡航を依然受け入れていない。

一方、感染者数が33万人超、死者が4500人超と地域で最も多いサウジアラビアでは、7月初めから1日当たりの感染者数が減少傾向に転じている。21日に確認された感染者数は492人で、6月半ばのピーク時の4919人を下回っている。

Reuters
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