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嫁姑バトルの間に挟まれた男 智慧で解決

 【大紀元日本12月30日】嫁・姑バトルは万国共通で永遠のテーマ。母と妻の間に立つ男性は、おおらかに構え、かつ智慧を働かせて対処するといいだろう。

 次に紹介するのは、嫁・姑バトルに歯止めをかけた中国人男性の話である。

 江蘇省興化県に、馬文安という礼儀正しい商人がいた。妻の呉氏は聡明で美しく、家事もよくこなしたが、少し傲慢なところがあり、執念深いという欠点もあった。そのため、彼女と姑との間には摩擦が絶えなかった。馬が家に帰って来ると、姑は嫁が孝行しないと嘆き、嫁は姑が優しくないと訴えた。馬は悩んだ末、妻に自分の過ちを悟らせる方法を考え出した。

 ある日、呉氏は相変わらず姑の悪口を言った。馬は彼女をこう慰めた、「母は年取ったので、いつも厄介なことをするのは、私には分かっている。お前を連れて、母と別居することに決めた。ただ、私の友人たちは母が難しい性格だということを知らないので、もし私たちが突然家を離れると、非難されるだろう。1~2ヶ月の間、我慢しなさい。この間、お前は心を尽くして母に仕え、友人たちには、お前がしっかりと親孝行しているのに、母がいつもお前を非難するということを分かってもらおう。それから、私たちは引っ越しすればいいじゃないか」

 呉氏はこれを聞くと、わずかの期間であれば、と夫に承諾した。

 その後、呉氏は態度を急変させた。姑に対してはいつもにこやかに対応し、彼女の意に従ってよく仕えた。嫁が態度を改め、素直に従うようになったことで姑も心を開き、嫁を可愛がるようになった。2人の間で頻繁に起きていた口論がなくなり、仲睦まじい姿が見られた。

 しばらくして、馬は妻があまり愚痴をこぼさなくなったことに気がついた。彼は妻にそっと聞いてみた。「最近、母の態度はどうだい?」 妻は、「以前より、だいぶよくなりました」と答えた。馬は再度、妻にしっかりと親孝行するよう促した。

 数週間が過ぎた頃、馬は妻に同じ質問をした。妻は、「今、お義母さまはとても優しくしてくれるので、もう別居したくはありません。お義母さまのそばにいて、親孝行したいのです」と申し出た。

 これを聞いて、馬はやっと本音を妻に明かした。最初から、馬は母と別居するつもりはなく、妻がいつも姑について愚痴を言うのは、妻に原因があると分かっていたのである。しかし、妻に直接、「自分の悪いところを考えず、一方的に他人の過ちを責める」と指摘したらどうだろう。彼女の心を変えることはできず、母の意に従うことなどはなおさらありえない。やむを得ず考えたこの方法で、妻の傲慢さを取り除いたのである。

 「嫁の役を上手く果たせば、悪い姑はいない」ということわざがある。また、「人を愛する人は他人から永遠に愛され、人を敬う人は永遠に他人から敬われる」という言い伝えもある。嫁姑問題も、この道理があればすべて解決するのではないだろうか。

 古人は内省することを重んじていた。「過ちがあれば改め、なければ一層努力する」。トラブルにあった時、もし互いに相手の過ちばかりを主張すれば、事態はさらに悪くなる。自分の内に向かって過ちを探し、改めることが問題解決への近道なのだ。

(翻訳編集・李頁)


 (10/12/30 07:00)  





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