【佛家物語】釈迦牟尼佛が弟子にしてもらいたかったこと

釈迦牟尼仏の時代に、大愛道という尼僧がいました。 ある時、大愛道は釈迦牟尼仏のところに来て、五體投地(地面にうつ伏せになり礼拝する最高の礼拝手法)をした後、「師尊(直下の弟子の師に対する呼び方)が、私たち弟子や衆生を末永く救済してくださることを願っていますので、師尊の肉体のお体(この世の身体)を大切にして、永遠に生きられますようにお願い申し上げます」と言いました。

それを聞いた釈迦牟尼仏は、「如来仏の寿命を無期限に延長するよう、如来仏は自分の生命を永遠に保護するように、というような話を如来仏に言ってはいけない」とおっしゃいました。 その時、尼僧大愛道は、釈迦牟尼仏に「師尊を拝むのに最も素晴らしい方法は何でしょうか?この時代、この世の中では、師尊と同等の者は一人もいません。師尊が、私たちのすべての疑問を解消することができます」と尋ねました。

釈迦牟尼仏は、尼僧大愛道に「精進の心は決して欠けてはならない。勇敢な気持ちは常に持ちなさい。周りの修行者を平等に扱いなさい。これが如来を拝むことである」と答えました。尼僧大愛道はそれを聞いて、釈迦牟尼仏に「これから、師尊のことを拝みます。今、師尊が命じたように、衆生を平等に扱えますように」と言いました。

ーー正見ホームページより抜粋しました

(翻訳編集・啓凡)