印刷版   

1月5日、スウェーデン国立獣医研究所。雪の中から拾い上げられたコクマルガラスの死骸(AFP)

世界各地で野鳥や魚が大量死

 【大紀元日本1月13日】昨年末以来、世界で相次ぎ野鳥や魚の大量死が発生しているが、今年に入っても衰える様子はない。

 野鳥の大量死

 4日、米ルイジアナ(Louisiana)州で500羽あまりの鳥が死んでいるのが発見された。アーカンソー(Arkansas)州では5000羽近い鳥の死骸が昨年大みそかに発見されている。専門家は花火や爆竹などの音が鳥たちを驚かせ、飛行中に障害物にぶつかり死んだとみているようだ。同州では死んだ魚が32キロにわたり水面を埋め尽くしたという報告も寄せられている。このほかメリーランド(Maryland)州、ブラジル(Brazil)、ニュージーランド(New Zealand)からも魚の大量死が伝えられている。

 5日、スウェーデン(Sweden)のイエテボリ(Goteborg)市から北へ150キロのファールヒェーピン(Falkoping)市では1000羽あまりの死んだカラスが発見された。現在、同国政府獣医官が死骸のサンプルを調査中だが、はっきりとした死因は分かっていない。

 スウェーデンで発見された鳥の大量死について、ある専門家は、夜間集団で休んでいたカラスの大群が何かに驚き障害物にぶつかって死んだと推測している。米国とスウェーデンで発生した大量の鳥の突然死もおそらく同じ原因ではないかとみられている。

 また7日には台湾の山岳地区でヒヨドリや五色鳥など5種、約150羽の野鳥の死骸が発見されている。これらの野鳥は特に痩せてもおらず、身体に血痕などもなかったという。野鳥救傷協会はヒヨドリが糖度の高い果実を好んで食べることから、農薬を誤食し集団で中毒死したのではないかと事態を分析している。

魚の大量死

 米メリーランド州地方紙「The Advocate」は、チェサピーク・ベイ(Chesapeake Bay)で数千匹の魚が岸に打ち上げられたと報じている。これらの魚はニシンとスズキの幼魚だったと環境部職員ダウン・ストルツフス(Dawn Stoltzfus)さんは話す。

 またブラジルでは、大量のイワシがパラナグア(Paranagua Beach)の砂浜に打ち上げられたと現地のオンラインニュースが伝えている。

 4日のニュージーランド・ヘラルド(New Zealand Herald)紙では、リトル・ベイ(LittleBay)とワイカワウ・ベイ(のWaikawau Bay)海岸に鯛の死骸が絨毯のように広がっていたと報じている。同国の政府関連筋は水質環境の悪化が原因とみているようだ。

 イギリスでは、4万匹以上のワタリガニの死骸がイギリス東南部ケント州の海岸で発見されたと伝えられている。

 不可解な現象

 今のところ犠牲となった動物の中毒症状を裏付ける証拠はないが、ネット上では米国政府が大みそか前に新しい細菌兵器を試したとか、高周波音波を使った武器が原因などのデマが流れている。地球の磁場変化により鳥類が方向感覚を失ったのではという見解もある。

 極寒、餌不足、雷雨、寄生虫、花火など諸説ある中、同時期に発生している動物大量死の原因はいまだ明らかになっていない。

 
(翻訳編集・市村)


 (11/01/13 07:00)  





■キーワード
野鳥    大量死  突然死  


■関連文章
  • 【呉校長先生の随筆】 --金魚の話--(10/11/29)
  • 【中華料理】 糖酢魚 (10/11/11)
  • 日中「尖閣密約」あったか 中国側「中傷と悪だくみ」 炎上の反日感情に亀裂(10/10/22)
  • <中国人が見る中国> 釣魚島の主権を主張する北京、真意はよそに(10/10/06)
  • <今日は何の日?>10月4日 イワシの日 和泉式部が好んだ小魚 (10/10/04)
  • 中国人が見る中国=「船長の釈放:日本の勝ち 中国の負け」(10/09/28)
  • 天を補った「女媧」が眠る大地・碧峰峡(10/09/19)
  • 朝日新聞に「謝罪」要求  民族主義団体が反日デモを否認 (10/09/17)
  • 18日、北京で大規模反日デモか 専門家「民族主義は両刃の剣」(10/09/16)
  • 尖閣諸島問題に強気の中国、海洋戦略に際立った変化(10/09/15)
  • 漁船衝突で容疑者逮捕 中国、反日の声が高まる(10/09/10)
  • ダニに抵抗力を持つ新種のミツバチ発見 大量死解決の糸口に=英養蜂家 (10/09/01)
  • <上海万博>国宝「人魚姫」が飛び込み台に? デンマーク館スタッフの深夜遊泳(10/07/03)
  • 北朝鮮、韓国と断絶 (10/05/28)
  • 孝行息子と魚の物語(10/05/25)