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2010年12月2日、突然襲った雪に傘をさして街を歩くフランスの市民(ROMAIN PERROCHEAU/AFP/Getty Images)

最新研究:世界的な寒冷現象 温暖化が原因か

 【大紀元日本1月2日】近年、欧州の多くの国では大雪や低温が続き、一部地区の最低気温はここ10年で最も低い温度を記録した。最新の研究によると、欧州を襲った寒波は地球温暖化が原因で、北極の氷の融解が関係しているという。同報告は、「Journal of Geophysical Research」(地球物理学研究ジャーナル)に掲載された。

 ドイツのポツダム気候影響研究所(Potsdam Institute for Climate Impact Research)によると、北極の海氷面積はここ30年で2割減少している。氷がとけて海氷面積が減少すると、太陽の放射熱は海に多く吸収され、温暖化が加速される。海水が比較的温かいため、上空の冷たい空気との温度差が起き海から上空に向けて熱流が生じ、大気が温められる。その結果、海氷のない海の上空に強い高気圧が発生し、極地の冷たい空気が高気圧に押され、欧州大陸に雨や雪を降らせるという。

 本部をジュネーブに置く世界気象機関(World Meteorological Organization,WMO)は、本来、西欧上空の冬季の気流は西から東へ流れ、温暖な天気をもたらすのだが、最近の気流は主に北から南に向かって流れており、このため広範囲にわたる低温と降雪をもたらしたと指摘。英国、ドイツ、フランス、ノルウェーなどの北西ヨーロッパは今冬、1996年以来の寒さを記録したが、国土の8割を氷雪が覆うグリーンランドでは12月の気温が零度以上に上昇していると科学者は指摘している。

 
(翻訳編集・市村)


 (11/01/02 07:00)  





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温暖化  極寒  降雪  世界気象機関  太陽輻射  


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