THE EPOCH TIMES

NY中国新年パレード 法輪功に妨害事件 中国系男が起訴へ

2011年02月19日 13時23分
 【大紀元日本2月19日】アジア系の移民が多く居住する米ニューヨーク市のフラッシング地区で12日、旧暦新年を祝う盛大なパレードが催された。パレードに参加した法輪功の隊列に、中国系の男が飛び込み、横断幕や旗を破壊する行為を行い、華やかな雰囲気の中開催されていた新年パレードは、一時騒然となった。同男性はその場で市警察に逮捕され、治安を乱したとして起訴された。

 12日正午頃、新年パレードに参加した法輪功の隊列がサンフォード通り(Sanford Ave.)とメイン通り(Main Street)の交差点に進んでいたところ、突然、一人の中国系の男が観衆の中から飛び出し、参加者が手にしていた幕を強奪し、幕を支える棒を乱暴に破壊した。目撃者の董さんによると、すぐさま3人の警察官が男を取り押さえ、パトカーに乗せたという。

 別の目撃者で法輪功学習者の費さんは、男は、(同地区で)法輪功を中傷する者として知られていると話し、この事件の背後には男を操る黒幕がいるのではないかと疑っている。

 ニューヨーク市警察の情報によると、警察側はすでに治安びん乱の罪で同男性を法廷に起訴した。現在同男性の背景と動機について調査を進めているという。

 今回の事件に対して、同地区担当の警察官は暴力行為について、「容認できない。これは許されないことだ」と答えた。

 法輪功は中国の伝統的な気功鍛錬法。心身の健康維持に高い効果を持つことから、中国で90年代終わりまで1億人の愛好者を惹き付けたが、その絶大な人気と共産党イデオロギーと背反する教えから共産党政権に容認されず、1999年に中国で弾圧が始まり、学習者は今も中国大陸で迫害を受けている。しかし、米国を含め世界中で法輪功への認識が広がり、学習者が増え続けている。

 今回の事件について、法輪功パレートの責任者・易蓉さんは、「ここはアメリカで中国大陸ではない。法輪功はアメリカでは合法団体で、その学習者はアメリカの法律に保護される。法輪功に対するいかなる邪魔や迫害も罰を受けるべきだ。妨害行為をした本人は、自分の将来を考えず中共に利用されてしまうとは、本当に愚かなことだ」と述べた。

 ニューヨーク在住で新唐人テレビ局の時事解説者・李天笑氏は、「中国共産党の文化に深く影響された人間は頭の中に法輪功に対する憎悪が満ちている。そのため攻撃的な行動に出る」と述べた。また犯人は、中国領事館が法輪功の活動を妨害する目的で雇った「ならず者」である可能性を、李氏は指摘した。

 また、同事件の二日後に、フラッシング地区の繁華街で、中国人に共産党関連団体からの離脱を勧める「脱党支援センター」のボランティアが、二人の中国系男性に襲われる事件が起きた。

 フラッシングで起きた一連の妨害事件に、米国の華僑団体「米国守衛連盟」主席の劉国華氏は、法輪功団体をターゲットにしていると見ている。2008年に同地区で発生した法輪功学習者を襲撃した事件以来、中国共産党政権寄りの親共者はおとなしくしてきたが、今回の事件は背後に支持する勢力がいると、同氏はコメントした。

 フラッシング地区にはニューヨーク第2の規模のチャイナ・タウンがあり、毎日数十万人の中国系移民らが行き交う。過去にも中国共産党の工作員による中共脱党支援者や法輪功学習者への暴行事件が多発している。

 2008年5月フラッシング図書館前では、4日間連続で脱党支援センターのボランティアスタッフに対する脅迫・暴行事件が発生。警察は暴徒のうち2人を逮捕した。同年9月、中共工作員の男が自作自演の暴行罪で逮捕された。他にも、工作員らは身体障害者を装って罵詈雑言を同スタッフに浴びせ、罪をなすりつけようとするなど嫌がらせ行為を繰り返した。

 2008年5月の襲撃事件については、ニューヨーク市にある中国領事館の彭克玉・総領事の策謀があったことを、「法輪功迫害国際調査団(WOIPFG)」がネットで公開した本人との録音電話により明らかになっている。

(翻訳編集・王真宇)


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