THE EPOCH TIMES

【生活に活きる植物】 28・満作(マンサク)

2011年02月18日 07時00分
 【大紀元日本2月18日】マンサクは関東以西の山林に自生するマンサク科の落葉低木。1月には黄色の花を咲かせて春の訪れを知らせ、秋には美しく紅葉します。名前の由来は、早春に他の花に先駆けて咲くからとか、いっぱいに咲く花にあやかって豊年満作を祈ることから、などと言われています。花言葉は、「幸福の再来」。庭木、切花用に栽培され、樹皮も利用されます。若葉に先立って、1.5センチほどの細長いひも状で黄色の4枚の花弁が5、6個かたまって付きます。形がユニークなばかりでなく、萼(がく)が4枚、雄しべが4本と4づくめ。花の芳香が強い中国原産のシナノマンサク、葉を日干しにして薬草にする北米原産の秋咲きアメリカマンサクなど多くの園芸種があります。

【学名】Hamamelis japonica
【別名】万作、ねそ、ねそのき、魔女の榛(はしばみ)、金樓梅
【成分】タンニン
 
【薬用効果】マンサクの葉に含まれるタンニンに、収斂・止血作用があります。一日量は乾燥物10グラムを煎じ、扁桃炎、口内炎などのうがい薬に、湿疹、かぶれには冷湿布します。また、民間薬としては煎じ液が下痢止め、皮膚炎に使用されます。

【余談】マンサクの材は堅く、強靭で曲げに対しても強い。樹皮も強靭なので土木工事用の柵や籠をつくるのに用いられ、薪(たきぎ)の結束や筏(いかだ)を組むねじり木にも使われました。合掌造りの大きな屋根の軸組みは釘を使わずにネソ(マンサクの樹皮)で縛り合わせています。

 
アカバナマンサク

枯れ葉を残すシナノマンサク

(文/写真・ハナビシソウ)


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