印刷版   

かに星雲 (NASA via Getty Images)

新発見 かに星雲から放たれたガンマ線の炎=米国

 【大紀元日本2月12日】おうし座の角の先に位置する、かに星雲(The Crab Nebula) から放たれたガンマ線の炎が米科学者により発見された。先月6日の発表によると、この炎は「これまでに発見された中で、最もエネルギーの強い粒子」から発生しているという。

 米カリフォルニア州スタンフォード大学(Stanford University)にあるカブリ素粒子天体物理学の宇宙論研究所(KIPAC)のディレクター、ロジャー・ブランドフォード(Roger Blandford)氏はプレスリリースで、「これは歴史的な大発見」と述べ、これまでにガンマ線の炎が星雲から発生しているのを見たことはなかったとしている。ブランドフォード氏と彼の同僚は、NASAのガンマ線広域宇宙望遠鏡(Gamma-ray Large Area Space Telescorpe)から得た観測結果を元に発表した。

 かに星雲は1054年に中東と中国の天文学者により記録された超新星の残骸で、直径約10~16キロ程度しかないが、明るさは太陽の7万5千倍。中心部には中性子星(パルサー)が一秒間に30回という高速で回転しながら、電波やX線などのパルスを放射している。

 KIPAC所長のロルフ・ビューラー(Rolf Buehler)氏はプレスリリースで、「かに星雲には非常に速い加速と膨張が起こっている」と述べた。また、研究所のステファン・ファンク(Stefan Funk)氏は、放射されるガンマ線の炎は非常に強いエネルギーを持つ粒子から放たれていると語った。

 科学者らは、さらに画像を解析して研究を進めるとしている。

 (記者・Jack Phillips/翻訳編集・市村)


 (11/02/12 07:00)  





■キーワード
かに星雲  ガンマ線  超新星  中性子星  


■関連文章
  • 恒星の爆発、「宇宙の銃弾」が発射(10/06/09)