THE EPOCH TIMES

中国人留学生の感想 「カナダに住むと穏やかになる」

2011年03月10日 07時00分
 【大紀元日本3月10日】カナダに来て3年が経った。この3年間で見聞きしたことを書きたいと思う。

 カナダは資源が豊かな国で、特にバンクーバーに生活しているとそう感じる。カナダは静かでゆったりとし、時には活気が全然感じられないこともある。

 カナダに着いた時、「バンクーバーは本当に程度が低い」と思った。なぜなら、中国にいた時は毎日酒に溺れ、美味しい料理を食べ、極めて豪勢な生活を送っていた私は、資本主義の人々はもっと贅沢三昧の生活を送っているだろうと予想していたからだ。カナダへ来たら、更に気ままな生活をしようと思っていた。しかし、カナダにはカラオケはないし、バーでつき添ってくれる女性はいないし、レストランにはボックス席もない。勿論、テーブルで死ぬほど酒を飲まされることなどもない。ここで働いている女性たちはプロで、政府に保護されている。

 バンクーバーで生活してから一年目、街の通りを見て非常にびっくりした。繁華街では、幾つかのヌードショーと、アジア人が経営するマッサージルーム、場末のバー以外に何の娯楽もなかった。暗くなったら、数人の乞食やホームレス、家に帰れない人たちの他は、誰もいない。世界でも有名な都市・バンクーバーはひっそりとしていて、本当に不思議だった。夜の9時以降になると、バーやホテルなどは静寂に包まれ、まるで死んでいるようだった。しかし、週末になると別世界となり、人々はどこからともなく出て来て、バーの中は非常に混んで狂気じみることもある。しかし、カナダ人は非常によく規則・法律を守る。月曜日は出勤日なので、日曜日はひっそりとする。

 カナダの国民は法律を守り、社会秩序もきちんとしているので、法律を執行するのも相対的に厳しいと言える。法律に違反したら、コネが使えない。このため、一般的に、人は公然と法律を犯そうとはしない。中国では、人と人の間はしのぎを削りあい、友好的でなく、川を渡り終えれば橋を壊す。陰謀をめぐらし、暴力をふるっていたことをまだはっきりと覚えている。中国では、ある友達が金持ちの友人と付き合うことによって自分の社会的地位が高まると、以前からの友人には挨拶さえしようとしない。しかし、カナダに来てからは、知り合いであるかどうかに関係なく、皆が僕に挨拶してくれる。私も「ハイ、ハロー!」または「ありがとう!」と言うようになった。もし中国で、笑顔で「ハイ、ハロー!」と言ったら、絶対「こいつはちょっと変だな」 と思われるだろう。

 カナダに暮らすと大金を儲けることはできないが、勤勉でやる気さえあれば餓死することはない。優れたところは、整った福祉と老後の保障だ。思わぬ大金を手に入れることはないが、福祉と老後の保障制度は整っている。脱税しようと思っていても、方法がない。法を犯したらお金で穏便に解決しようと思ってもそれはできない。行儀よく行えば、全ては順調となる。

 カナダへ来て3年が経った。「法律が許可する範囲でならやっても良いが、範囲外のことをやれば違法となる。コネは効かないので、違反すれば一巻の終わりである」ということがますます分かるようになってきた。

 特に、中国にいる富豪級レベルの人たちに言いたい。虚言と見せかけの生活を送っているが、カナダにしばらく滞在すれば、自身のよくない物が取り除かれ、穏やかさが増し、温厚になるだろう。

(翻訳・山田)


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