THE EPOCH TIMES

天皇陛下、初のビデオメッセージ 被災者・外国救援隊などへお言葉

2011年03月17日 08時12分
 【大紀元日本3月17日】天皇陛下は16日、ビデオメッセージという形で、東日本大地震の被災者や国民に向けてお言葉を述べられた。

 その中で陛下は、今回の地震が「マグニチュード9・0という例を見ない規模の巨大地震であり、被災地の悲惨な状況に深く心を痛めています」と述べられるとともに、「地震や津波による死者の数は日を追って増加し、犠牲者が何人になるのかも分かりません。一人でも多くの人の無事が確認されることを願っています」と、生存者の救出や行方不明者の無事が確認されることを切望するお気持ちを語られた。

 さらに、自衛隊、警察、消防、海上保安庁や地方自治体、外国の救援隊などが、余震が続くなど厳しい状況のもとで、懸命の救助活動を行っていることに感謝とねぎらいのお言葉を述べられた。

 また陛下は、お言葉の最後に、「国民一人びとりが、被災した各地域の上にこれからも長く心を寄せ、被災者とともにそれぞれの地域の復興の道のりを見守り続けていくことを心より願っています」と、日本国民の一人一人が心を寄せ、被災者とともに復興への道を歩んでほしいという願いを語られた。

 12日には、天皇、皇后両陛下が、地震の犠牲者へのお悔やみと被災者へのお見舞いのお気持ちを、宮内庁長官を通じて菅首相に伝えられている。

 陛下が、ビデオでお言葉を述べられるのは今回が初めてのこと。

 お言葉の全文は以下の通り。
 
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  この度の東北地方太平洋沖地震は、マグニチュード9・0という例を見ない規模の巨大地震であり、被災地の悲惨な状況に深く心を痛めています。地震や津波による死者の数は日を追って増加し、犠牲者が何人になるのかも分かりません。一人でも多くの人の無事が確認されることを願っています。また、現在、原子力発 電所の状況が予断を許さぬものであることを深く案じ、関係者の尽力により事態の更なる悪化が回避されることを切に願っています。

 現在、国を挙げての救援活動が進められていますが、厳しい寒さの中で、多くの人々が、食糧、飲料水、燃料などの不足により、極めて苦しい避難生活を余儀なくされて います。その速やかな救済のために全力を挙げることにより、被災者の状況が少しでも好転し、人々の復興への希望につながっていくことを心から願わずにはい られません。そして、何にも増して、この大災害を生き抜き、被災者としての自らを励ましつつ、これからの日々を生きようとしている人々の雄々しさに深く胸 を打たれています。

 自衛隊、警察、消防、海上保安庁を始めとする国や地方自治体の人々、諸外国から救援のために来日した人々、国内のさまざまな救援組織に属する人々が、余震の続く危険な状況の中で、日夜救援活動を進めている努力に感謝し、その労を深くねぎらいたく思います。

 今回、世界各国の元首から相次いでお見舞いの電報が届き、その多くに各国国民の気持ちが被災者とともにあるとの言葉が添えられていました。これを被災地の人々にお伝えします。

 海外においては、この深い悲しみの中で、日本人が、取り乱すことなく助け合い、秩序ある対応を示していることに触れた論調も多いと聞いています。これからも皆が相携え、いたわり合って、この不幸な時期を乗り越えることを衷心より願っています。

  被災者のこれからの苦難の日々を、私たち皆が、さまざまな形で少しでも多く分かち合っていくことが大切であろうと思います。

 被災した人々が決して希望を捨てることなく、身体を大切に明日からの日々を生き抜いてくれるよう、また、国民一人びとりが、被災した各地域の上にこれからも長く心を寄せ、被 災者とともにそれぞれの地域の復興の道のりを見守り続けていくことを心より願っています。

 (陛下のお言葉、以上)

(牧)


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