THE EPOCH TIMES

【英国通信】世界から祝福 英王子の挙式

2011年04月30日 10時01分
 【大紀元日本4月30日】英国王室の直系ウィリアム王子とキャサリン・ミドルトンさんの結婚式が29日、1900人のゲストに見守られ、1100年の伝統を踏襲してウェストミンスター寺院で盛大に行われた。

 バッキンガム宮殿からウェストミンスター寺院へのルートは、世界中から祝福に集まった人々でにぎわった。11時の挙式に向けて、次々と寺院に入る著名人。サッカーのベッカム夫妻や歌手のエルトン・ジョンさんの姿も。

 そして、最後に待望の花嫁がエレガントに到着。注目の的となった、花模様のレースがあしらわれた白のシンプルなドレスは、「アレキサンダー・マックイーン」のサラ・バートンさんのデザイン。

 婚姻にあたり、ウィリアム王子はケンブリッジ公の称号を授与され、キャサリンさんはケンブリッジ公妃殿下となった 。

 なごやかな雰囲気

 会場の外には多くの人々が集まっていた。人ごみが集中しないように、馬車の通るルートのところどころにバリアが設けられ、道路への入場を制限。おかげで、肩と肩が触れるような人ごみ感覚は薄く、入場できなかった人々も不平不満を言うことなく、和やかに祝日の午後を満足そうにぶらぶらと散歩していた。

 トラファルガー広場には大きなスクリーンが掲げられていた。花嫁が入ってくる場面では、皆静粛になり、歌が終わると旗を振って大きな拍手が送られた。

 退職した元高校教師、ミューリエルさんは、式の後、次のように語った。

 「これまで、すべての王室の結婚式を祝賀しに来ましたが、今回の挙式は特に良いものだと思います。お互いを選んだからです。別れることがありませんように。子宝に恵まれますように
ミューリエルさん(大紀元)

。この結婚はすべてに打ち勝つことでしょう。

 多くの人々が集まってきていることが本当にすばらしいと思います。実に様々な言語を耳にしました。ドイツ人の人たちと会話をしたばかりです。

 ここに集まった人々は、例外なく皆、性格がよく、とても親切で、人のためになろうという精神が見られます。本当に顕著です。皆、心から挙式を見に来たのです。

 女王陛下は本当にすばらしい。行動や事の運び方。そして威厳があります。イギリスから王室がいなくなったら、イギリスもなくなってしまうと思います」

 また、たまたまロンドンにいたので4歳の息子と立ち寄ったという北里典明さん(52)は、日本の皇室と違う新たな発見があったと語ってくれた。

 「日本の皇室は距離がありますよね。それはそれで、尊厳があっていいんですが、イギリスの王室は親しみを感じます。こんな世界があるのかなと思いました」

 ロンドンでダンス・セラピーを学ぶ小西江莉さん(26)は、「実は王室には全く興味はないんですが、歴史的に重要なことだと思い、メキシコ人の友人と来ました。日本の皇室のように、高貴でエレガントな雰囲気ですね」と印象を語った。 

 警官のカートマンさんは朝の2時半に起床して
警官のカートマンさん(右)とホルマンさん(大紀元)

5時から勤務しているという。「たぶん今日は4時頃までいるでしょうね。帰っていいよと言われるまでね」。結婚式については、「今年最大のイベント。とても誇りに思っています」と誠実な口調で答えた。

 午前中は肌寒かったが、雨の予想ははずれ、午後になって温かな日差しに包まれ、皆、空から降ってきたような祝日の一日を満喫しているようだった。

挙式の後、馬車で宮殿に向かい、バルコニーに立つ二人(John Stillwell-WPA Pool/Getty Images)

バッキンガム宮殿前のザ・マル(The Mall)で二人を迎える人々。50万人が沿道に繰り出したと報告されている(Christopher Furlong/Getty Images)

バルコニーでのキスも終わり、付近のセント・ジェームズ・パークでくつろぐ人々(大紀元)

式もすべて終わり、リラックスした雰囲気の警官。背後に見えるのが、午後の暖かい日差しのため、靄に包まれたビッグベンとウェストミンスター寺院(大紀元)

(縁)


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