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盛世には骨董品、乱世には黄金を買うとすれば、末世には何を?

張傑連/コラムニスト 

 【大紀元日本4月6日】中国のことわざに「盛世には骨董品を収集し、乱世には黄金を買う」(盛世藏古董乱世买黄金)という言葉がある。資産を増やし、それを維持する方法だ。長い歳月の中で蓄積された世人の経験と知恵が溶け込んだ言葉である。

 数千年を経た中国の歴史は、絶えず盛世(国力が盛んでよく治まっている時代)と乱世(乱れている時代)を繰り返してきた。このことわざが今日まで伝えられたということは、この言葉が正当であることを物語っている。

 盛世と乱世の繰り返しは、世間ではごく正常な状態といえる。この諺が教えているのは利益を最大に増やす方法であり、これは間違いないが、「世の中が正常に働き、進行している場合のみ」という条件がつく。

 一方、万事万物には「成、住、壊、滅」という周期がある。人間社会にも同様に「成、住、壊、滅」がある。人間社会もいつかは異常な状態、つまり佛経でいう末法(まっぽう)の時期が来るということだ。その時はどうすればいいだろうか。末世に生きる人間は、どうすれば自分の利益を最大限に維持することができるのだろうか。

 今まで、誰もこの問題について触れようとしなかった。もし今日の人類の歴史が最後の一ページに差し掛からなかったら、誰もこの「禁忌」に触れようとしなかったに違いない。前述のことわざのように、盛世と乱世の時期に言及するだけだったであろう。

 実をいうと、このことわざが完全になるには次の一句がなければならない。それは、「末世には修行をする」(末世要修行)である。人生の古訓は、次のとおりである。

 「盛世には骨董品を収集し、乱世には黄金を買い、末世には修行をする」

 (盛世藏古董、乱世买黄金、末世要修行)

 そうだとすれば、誰かが質問するだろう。なぜ今が末世だと言えるのか、なにか証拠でもあるのかと。

 その答えはイエスである。

 実は、修煉する人にとっては明白で、別に謎でもない。ただ俗世の人々は固有観念にとらわれて、真剣に考えようとしないだけだ。もちろん、今はますます、多くの人々が目覚めている。

 実は、古今東西のすべての有名な預言は、現代の状況(環境汚染、地震、伝染病、津波、火山噴火、巨大な邪悪の出現など)に言及し、急に沈黙している。

 古人が私たち現代人をからかっているのでなければ、現在の人類社会には何か世人を覚ますほどの、強力で十分な証拠があるはずだ。

 筆者は過去数千年間の世界人口の推移を表したグラフを分析し、末世がいつに当たるのかを直感的に述べてみたい。

 

各国が発表した資料に基づいて作成されたこのグラフは、過去数千年前に起きた農業革命の前は、世界の人口が基本的に安定していたことを示す。農業革命後は人口が増え始め、緩やかな増加率は産業革命まで持続する。この時から人口曲線は急激に上昇する。今世紀に入ってから人口は急速に増加し、約10年ごとに10億人ずつ増加している。 1992年の初め、世界人口はすでに55億に達した。 2032年には90億に達すると予想される。もし、宇宙が生命に満ちた空間であるとするなら、まるで地球に人間として生まれて来るのがブームになっているかのようだ。

 それでは、過去数千年の間緩やかに増加していた人口が、なぜ産業革命に至って急増し、ここ100年の間はより急激な上昇が見られたのか? 実は、「人間として生まれてくるブーム」は、人類が末世に差し掛かった重要な兆しといえる。こうなった原因は一体何だろうか?

 ここでは、迷いの中に陥った人々がよく言及すること、例えば科学技術の発展とか、医療サービスの発達が原因で人口が急増したというような、いい加減な説明は排除したい。このような要因は人口増加を少しは促したかもしれないが、これほどの爆発的な増加の原因ではない。

 「人として生まれてくるブーム」には、明らかに生命の保障に重大な意味を持つ大道(だいどう)が世間に現れたから、生命が先を争って降りてきたと推察することができる。

 骨董品や金は、購入して保管しておくことができるが、人の生命はどのようにすればその価値を維持し、向上させることができるのか。誰が人の生、老、病、死、を取り仕切ることができるのか。この疑問の答えを探して、人々は修行と済度に思いを馳せたのかもしれない。

 数千年の間、佛家、道家、キリスト教を問わず、人類のすべての正教は、その信徒たちに「救世主が帰って来るのを待っていれば、きっと済度される。そして、その時がつまり人類社会の末世である」と説いた。

 修行する人は済度されるというが、修行と末世の人々の間に果たしてどのような関係があるのだろうか。過去の経験から見れば、修行する人はお寺に入り、修道場に入らなければならない。深山に入って密かに修煉する人もいる。もちろん、人が多すぎると、お寺でも受け入れられなくなる。また、みんなが修行すれば、人類社会は成り立たなくなる。

 このように見れば、人口の多いことを特徴とする末世は、清静無為の修行とは何の関連もないようだ。人類が俗世の生活から離れなくても修行し、成就できるという方法が出現しない限り、不可能だ。

 非常に不思議に聞こえるかもしれないが、紛れもなくその方法が人類社会に現れた。1992年、人類の人口が55億に達したときに、中国では世俗を離れることなく、日常生活の中で修行できる佛家の上乗法門が伝えられた。それがまさに、「法輪功」である。法輪功は法輪大法とも呼ばれ、「真、善、忍」の宇宙の特性を修煉することを中核とし、五つの功法をもって身体を練磨(演化)する。無数の人々が修煉を通して受益し、その評判は口から口へと伝わって修煉者の数はますます増加した。

 人類の歴史上、世俗を離れることなく日常生活の中で普遍的に修行できる法門が伝えられたという記録はない。今回の爆発的な人口増加に伴い、人類史上初めて大衆が日常的に修煉し、生命を昇華させる方法が伝えられた。これは果たして偶然の一致と言えるだろうか。これは天意なのであろうか。

 中国で人々が目撃したのは、法輪功が伝えられた7年間の平和な時期である。世界人口が爆発的に急増していた1999年には、すでに一億の人々が鋭敏(えいびん)に、この特殊な修練法を掴んだ(選択した)。悠久の歳月の中、待ち望んでいたものを得た彼らは、『末世には、修行をする』という理を悟った最初の人々であった。

 今、末世というだけで、一部の人は「未来はどうであれ、今を楽しめばいい」という。心をじっくりと静めて、世界人口が急速に増加したグラフを見れば多少悟るかもしれない。この苦に満ちた人間世界にすべてを賭けて勇敢に飛び込んできたのに、人間になったら「楽しめばいい」というのか。それだけのものだったのか。まったく、笑いごとではないか。

 無神論の影響を受けてホラを吹く人々は、実は自分を過小評価している。まるで優良株を安値で投げ売りしても、自ら悟ることができないのと同様である。

 2005年以来、世界各地から優曇華(うどんげ)の花が咲いたというニュースが聞こえて来た。『無量寿経』によると、「優曇華は瑞祥(ずいしょう、めでたい前兆)であり、不思議な花で人間世界には存在しない。三千年に一度咲き、転輪聖王(てんりんせいおう)がこの世に現れ、世俗の縁をきらずに修煉できる修煉法を広く伝える。世俗を離れることなく、如来に成就することができる」という。

 転輪聖王は転輪法王とも呼ばれているが、まさに佛教の予言に出てくる弥勒佛と同一である。宇宙に「人として生まれてくるブーム」が起きたことも、ほかでもないまさに人身を持たなければ大道の修煉とは無縁であったからだ。人身はとても貴重なものであり、ついには宇宙のベストセラーになったのである。

 
世界のいたるところに咲いた優曇華の写真(大紀元)

もし、現代人の生命を維持するのに最もよい方法はと聞かれれば、「末世には、修行をする」ことだと答える。これのみが、自分自身の生命の保障であると言えよう。法輪功の学習者たちは、この伝説の末世の災難を前に平然としている。それは、彼らが末世の災難を信じていないからではなく、自らの信仰に自信があるからだ。

 「広々とした天の門は万古に開き、何人が帰り、何人が来たのか」(蕩蕩天門萬古開,幾人歸去幾人來)。宋の時代の大学者であり、預言者である邵雍(しょうよう、1011年-1077年)は、『梅花詩』の最初の二句で末世の「人として生まれてくるブーム」について、このように感嘆した。末世に現れる救い済度は、万古にただ一度だけだ。どれだけの人が天の門へたどり着き、戻れるのだろうか。また、どれだけの人が全てを失くし、永遠に悔やむのだろうか。

(翻訳編集・天城)


 (11/04/06 07:00)  





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優曇華  張傑連  宇宙  法輪功  修行  修煉  梅花詩  末世  


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