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(KENPEI photo/Creative Commons)

ハナミズキ(花水木)

 【大紀元日本4月25日】4月に入り、私の住むニューヨーク近郊の街路樹には大きな白い花が咲いている。

 ハナミズキと思いきや、それは白木蓮(ハクモクレン)で、写真を見るとハナミズキの花の形と良く似ており、おもわず勘違いしてしまった。花の中の芯の形の違いを見て納得した。また、実際の花の大きさはハナミズキが5センチほどで、木蓮の花は一回り大きく、その違いが一目瞭然だった。

 最近見た話題の邦画の題名が「ハナミズキ」だったこともあり、どんな花の木なのかと興味をもった。その映画の舞台となったのが北海道の道南の漁師町で、自分の故郷と重なりあう。自分の知っている限りの植物を必死に思い浮かべたが、残念ながら一度もハナミズキとおぼしき植物を見た記憶がなかった。しかし、私は絶対にその木を目にしていたはずなのだ。函館を舞台にした最近の邦画「海炭市情景」の著書にも、アメリカハナミズキの事が出てくるからだ。
秋のハナミズキ(GFDL cc-by-sa-2.5/Creative Commons)


 ウィキペディアで調べてみると、ハナミズキ(花水木、学名:Benthamidia florida)の原産地は北アメリカで、別名アメリカヤマボウシだそうである。1912年に当時の東京市長であった尾崎行雄氏がアメリカのワシントンD.C.へ桜(ソメイヨシノ)を贈った際、1915年にその返礼としてハナミズキが日本に贈られたのが始まりだそうである。アメリカに長いこと住んでいたが、この事を全く知らなかった。ハナミズキは、ある意味でアメリカを代表する花だったのだ。

 花言葉は、「私の思いを受けてください、公平にする、返礼、華やかな恋」。「ハナミズキ」の映画では、花言葉の通り、若い2人が愛し合いながらも悲しい運命に引き裂かれ、離れ離れになる。しかし、2人の強い心の絆と清らかさは変わらない。それが見る人に若き日のノスタルジアを呼び起こさせ、感動を与えるのだろう。 

 
(文・山崎)


 (11/04/25 07:00)  





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ハナミズキ  白木蓮  花言葉  


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