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【中国伝統文化】 甘やかすのは、殺すに等しい

 【大紀元日本6月24日】中国には、「愛ゆえに誰かを甘やかせば、その人を害することになる」という古いことわざがある。子どもを溺愛する親には、耳の痛い話だ。中国・清代の小説「閱微草堂筆記」に、こんな物語がある。

 昔、ある兄弟がいた。兄の名前は張二西、弟は張三辰といった。ある日、兄の張二西は幼い子供を1人残して亡くなってしまった。その後、弟の三辰は兄の子どもを育て、溺愛した。甥が成長すると、三辰は土地を買い与え、家族を養えるよう援助した。そのため、三辰は甥のために多くの自分の財産を費やしてしまった。

 しかし、三辰が甘やかしたため、甥は非常に傲慢な性格になった。また、甥は女遊びが絶えず、最後には奇妙な病気にかかり、死んでしまった。

 近所の人々は、兄孝行だったと言って三辰を慰めたが、三辰は悲しみに沈んだ。三辰が病気になり、昏睡状態に陥った時、ある夢を見た。目が覚めると、彼はひとりごとを言った。「変だぞ。兄の張二西が、私を訴えたがっている。兄は、私が兄の子どもを殺したと言っていた。それは、あんまりだ!」

 数日後、三辰の病状は少しずつ回復し、頭もはっきりとしてきた。三辰は家族にこう話した。「確かに、甥のことは私が間違っていた。彼をきちんと教育せず、甘やかしてばかりいたために、悲惨な死に方をさせてしまった。彼を殺したのが私でないと言うのなら、他に誰がいるだろう?」三辰は悔やんでも悔やみきれず、悲しみのあまり、そのまま亡くなってしまったという。

 (正見ネットより)

 (文・陸文 / 翻訳編集・郭丹丹)


 (11/06/24 07:00)  





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中国伝統文化  子ども  正見ネット  閱微草堂筆記  


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