THE EPOCH TIMES

気仙沼市で被災者の激励会 法輪功が気功を披露

2011年06月02日 05時47分
 【大紀元日本6月2日】宮城県気仙沼市社会福祉協議会は5月29日、東日本大震災の現地の被災者を激励するイベントを開催した。4月始めから各避難所で被災者に中国の気功健康法である法輪功(ファルンゴン)を紹介してきた在日中国人の有志もこのイベントに参加して、気功の動作を実演した。

 東日本大震災の発生からすでに3カ月近く経つ中、約20万人の被災者が依然として避難所での生活を余儀なくされている。気仙沼市社会福祉協議会は被災者の心の傷を癒し、元気を取り戻すために、地元のコミュニティ会館で今回の激励会を開催した。地元中学校の吹奏楽部、日本舞踊の愛好者団体とともに参加した法輪功の愛好者グループは、鮮やかな黄色の煉功服に身を包み、心地よい音楽に合わせてゆっくり身体を動かす法輪功の動作を披露した。

 
激励会終了後、会場の外で熱心に法輪功の動作を学ぶ被災者(撮影:牛彬/大紀元)

仙台市在住の東北大学の教師で、法輪功愛好者の張陽さんによると、東日本大震災が起きた直後、日本に在住または長期滞在する多くの中国人が、福島原発の放射線を恐れるあまり慌てて帰国したが、日本各地の中国人法輪功愛好者の中で帰国する人は一人もいなかった。

 しかも彼らは、避難所などの不自由な環境で生活する被災者の健康維持に法輪功を役立ててもらうため、4月初めから土日や祝日を利用し、東京や大阪などの遠方から車を運転して宮城県や福島県の避難所を訪れ、ボランティアで気功の動作を紹介している。すでに160カ所以上の避難所を訪問、多くは山奥にあり、原発警戒区域付近の避難所もあったという。

 仙台市から日帰りできるところの避難所に通う同ボランティアに、張さんは自宅を宿泊所として提供している。もっと遠い避難所に向かうボランティアは、露天にテントを張って寝泊りする。しかし、それを苦しいと思う人は一人もいなかったという。

 「気功を習って健康が改善したという喜びの声が、被災者からたくさん寄せられたので、私たちは大変やりがいを感じています。実際に、動作を習った直後、曲がっていた腰がまっすぐ伸ばせるようになったおばあさんもいました。そのほか、睡眠障害だった人がよく眠れるようになった、五十肩が著しく改善した、体がポカポカと温かくなった、精神的な重圧が薄れたなど、本当に喜ばしい感想が数多く寄せられました」と、張陽さんは現場の感動の秘話を語った。

 張陽さんの話によれば、現地の被災者の間で「法輪功の健康効果が高い」ということが口コミで広がっており、福祉協議会のボランティア管理センターを通して、他の複数の避難所からも法輪功をぜひ紹介してほしいという依頼がきているという。

 「被災者の方々が必要とする限り、これからも私たちはこのボランティア活動を続けていきます」と張陽さんは語った。

 法輪功(ファルンゴン)とは、中国伝統文化の一つである気功の心身健康法である。五式の功法に集大成され、1992年5月から中国国内で広く伝え出された法輪功は、誰でも学びやすく、心身の健康に効果が高いことから、一般庶民から政府高官や軍の関係者も含めて、中国社会の各層で愛好する人が爆発的に増えていた。1999年7月、中国当局による弾圧が開始されるまでに、法輪功愛好者は1億人に上ったと推定されている。

(記者・芦勇)


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